【2020年最新】デフォルト対策有!おすすめソーシャルレンディング会社4選

ソーシャルレンディングは少額から始められるとあって、資産運用初心者に向いている投資です。しかし、デフォルト(債務不履行)のリスクには注視しておく必要があります。初心者が気になるソーシャルレンディングのデフォルトリスクが低い会社をご紹介します。

1.ソーシャルレンディングの仕組み

ソーシャルレンディングとは、資産運用したい個人(貸し手)と資金を必要とする個人または法人(借り手)をマッチングさせるサービスです。ソーシャルレンディング事業会社が介在し、貸し手から借り手へ資金を貸付します。

ソーシャルレンディングは返済時に「利息」を設定することで、「返済利息」が貸し手(投資家)の利益となって戻ってくるスキームです。つまり、返済が滞ってしまうと、貸し手(投資家)が利益を受け取れない恐れが生じるのです。

1-1.デフォルト(貸し倒れ)とは、投資したお金が戻って来なくなること

デフォルト(貸し倒れ)とは

借手企業が倒産などによってお金を返済できなくなり、投資家が貸し付けていたお金が戻ってこなくなること。

デフォルトは投資家にとって避けるべき最大のリスクです。

そのため、ソーシャルレンディング会社を選ぶ際には、限りなくデフォルトの可能性が低い会社や、デフォルトを起こしたとしても回収実績のある会社を選ぶ必要があります。

後ほど3章にて、デフォルト対策を行なっており実績のあるソーシャルレンディング会社を紹介します。

1-2.延滞(遅延)とは、投資したお金が戻ってくるのが遅れること

延滞(遅延)とは

期日に投資家の手元に戻ってくるはずのお金が、遅れること。

延滞も投資家にとってはリスクとなり得ます。なぜなら、期日に戻ってくると思っていたお金をもとに、他の投資に回そうと計画していた場合、延滞が発生すると投資計画が狂ってしまいます。

延滞が起きても、ソーシャルレンディング会社が速やかに元本回収を行ない、数ヶ月後に手元に戻ってくるのであればよいですが、元本回収に進捗が見られず、延滞状況が数ヶ月も続いていてお金が返ってくる目処が立っていなかったり、最悪、デフォルト(貸し倒れ)になるケースもあります。

このため、「デフォルト」「延滞」については、ソーシャルレンディングで投資を行なう上で、注意しながら頭に入れておきましょう。

2.ソーシャルレンディングでデフォルトが起きる理由


デフォルト(債務不履行/貸し倒れ)とは、貸付先企業の返済能力がなくなり、投資したお金が戻ってこなくなる現象です。

ソーシャルレンディングにおいてデフォルトが発生する主な理由は、「融資先が返済不能に陥ったから」です。返済不能な状態とは、企業の倒産や経営破綻に近い状態に陥ることです。

ではなぜ、将来的に経営不振に陥る企業または個人がソーシャルレンディングの貸付先に登録されてしまうのでしょうか。 可能性としては、過去、人向けの融資を行なっていた、ソーシャルレンディングの事業会社独自の審査基準が低くかった、もしくは他社よりも高い返済利息を設定しているため貸付先が返済不能に陥るケースも考えられます。利回りが高い事業会社はその分、返済利息を高く設定している可能性もあります。

事前に担保の設定がないのもデフォルトを引き起こす理由のひとつです。事業会社によっては、不動産や売掛債権・株式を担保に設定しなければならない場合もありますが、担保設定の必要がない事業会社も存在します。

3.デフォルトが起きた際の回収事例

ソーシャルレンディングでは、「融資をして利息を分配する」という仕組み上、しばしばデフォルトが発生してしまうことがあります。では、実際に業界大手ソーシャルレンディング会社が過去にデフォルト発生した際の回収事例を一部まとめた表が以下の通りです。 以下に回収状況・その後の対応などをまとめてみました。

サービス名

回収状況

その他

maneo

ローン返済実績(事業性ローン)によると、14521件中、13759件を完済、762件は返済中。
参考:maneo返済実績一覧

2018年7月、関東財務局から、虚偽の表示と管理上の問題を指摘され、行政処分が下されている。(業務改善命令)
参考:関東財務局

・2019年3月、投資家54人と法人3社が、maneo社含め融資先4社と融資先企業の代表取締役2名に向けて、計約11億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

・元本回収は実施しており、完済している案件もあるが、回収の進捗がみられない案件も多数見受けられている。
参考:maneo回収一覧

SBIソーシャルレンディング

SBI Social Lending「元本償還の実績」に詳細あり

・過去、デフォルトと延滞はあったものの、迅速な対応で回収した姿勢と結果が投資家に高く評価されている。
オーダーメード型ファンド運用状況(2020年9月15日現在)を参考に計算すると、デフォルトと延滞は、全体の0.001
・不動産担保ローン事業者ファンドではデフォルトや延滞ゼロ。2020915日現在)

CrowdBank

元本回収率100
※2020年9月時点のクラウドバンクファンドからの融資回収率

延滞発生時、投資家への素早い状況報告や対応の丁寧さから信頼性の高さが評価されている。

ソーシャルレンディングは、元本保証はされていません。デフォルトや延滞はいずれ発生するものと認識しておきましょう。

とはいえ、よりリスクを抑えて資産運用をしていくなら、デフォルト対策として担保付の案件を選んだり、デフォルトや延滞を起こした際にスピーディーかつ誠実な対応をする運用会社は、長い目で見た時に信頼できるのではないかと考えられます。

4.【2020年おすすめ】ソーシャルレンディング会社4選

デフォルトは、投資対象の取り扱い件数が多くなれば確率的に発生することが考えられます。デフォルト発生後、運用会社はどのような対応をしたか?というその後の対応に着目するようにしましょう。

サービス名

デフォルトの有無

担保・保証等の有無

運営会社

特徴

CRE Funding

全てのファンド運用中のため、現状なし(2020年10月14時点)

マスターリース(保証)制度あり

・設立年:2016年
・代表者:細澤 聡希・徳毛 雄一
・資本金:9,900万円(PRTIMES参照)
・事業内容:FUELオンラインファンドの運営、不動産特定共同事業法型クラウドファンディング事業者へのシステム提供・業務サポート、システム開発、Webサイト運営

運営している株式会社シーアールイーは東証一部上場企業

現状、上場不動産会社に利用先を絞っており、現在ニーズが増えている物流不動産を専門としている。

Crowd Bank

20年6月、コロナの影響で計画が遅れたため「カルフォルニア不動産ローンファンド」の一部で延滞発生

原則的に運用先ごとに融資額を上回る評価額の担保等を設定

・代表者:金田創・橋村 純
・資本金:1億円(2019年3月31日現在)
・事業内容:クラウドファンディング事業 ・有価証券の募集等

専用のアプリもあり、より使いやすい。

延滞発生時も投資家への素早いアナウンスや対応の丁寧さから信頼性の高さが伺える。

Funds

なし(2020年10月15日現在)

担保・保証なし

貸付先企業の全財産を返済原資にするなどして、元本毀損リスクの軽減に努めている。

・設立年:2016年
・代表者:藤田 雄一郎
・資本金:4億1,500万円
・事業内容:金融商品取引業、インターネットによる情報サービス業

1円から出資できる

・貸付先となる対象企業は、上場企業とその子会社のみに限定されている。
金融の専門家・弁護士が複数在籍、法令遵守の業務運営体制構築に努めている。

SBIソーシャルレンディング

・オーダーメード型ファンド
デフォルト率:0.001%
延滞中の貸付元本:0

・カンボジア技能実習生支援ローンファンド
デフォルト率:0.0001%
延滞中の貸付元本:7,154,954円

・個人向け無担保ローンファンド
デフォルト率:0.12%
延滞中の貸付元本:0

・不動産担保ローン事業者ファンド
デフォルト率:0%
延滞中の貸付元本:0

※SBIソーシャルレンディング参照
※すべて2020年10月15日現在

融資先企業からの返済が滞った場合は担保売却等を行なうが元本が保証されているわけではない。

・設立年:2008年
・代表者:織田 貴行
・資本金:1,000万円
・事業内容:ソーシャルレンディングサービスにおける出資募集業務、貸金業務

・2011年からソーシャルレンディング事業を開始している業界の古参であること

金融業界大手の「SBIグループ」の子会社なので信頼性が高いことが評判がよい

・これまでの取り扱い件数が多いため、貸し倒れも存在するが、全体的にみるとデフォルト率は1%未満とかなり低い。

・デフォルトや延滞発生時に、即時対応し、担保の売却等を行い、貸付元本の返済を急務として対応している姿勢が投資家から評価されている。

5.ソーシャルレンディングと並ぶ人気!不動産投資クラウドファンディング

誰でも手軽に小口から投資できるソーシャルレンディングですが、ここまでご紹介したように一定のデフォルトリスクが常に存在します。一方で同じく少額から投資できて、ソーシャルレンディングよりデフォルトリスクが低い資産運用法に「不動産投資クラウドファンディング」があります。


不動産投資クラウドファンディングは、不動産投資をしたい投資家から小口の資金を集め、投資家の代わりに不動産の取得・運用を行なうモデルです。不動産の運用で生まれた運用益(賃料収入や売却益)の一部が投資家へと渡ることで投資家の利益になります。

不動産投資クラウドファンディングは、主に”不動産からの賃料収益”が投資家へ分配される収益となるので入居者がいれば毎月固定で賃料収入が入ってきます。株式やFXのように価格変動がおきにくく、継続的に安定して収益を得やすいリスクの低い資産運用法です。

また、万が一、不動産の価値が大きく下落し運用で損失が発生したとしても、「優先劣後構造」という不動産投資クラウドファンディング独自の投資家保護の仕組みを導入しているため、投資家が安心できるようになっています。

「優先劣後構造」とは、クラウドファンディング会社も投資家と一緒に出資を行ない、損失が発生した際には、まず先にクラウドファンディング会社が一定割合負担することで、投資家の元本割れを防ぐ仕組みをいいます。

優先劣後構造についてもっと詳しく知りたい方は、この記事をチェックしてみてください。
【結論】優先劣後は投資家に有利!元本割れリスクが激減!

【過去案件元本割れゼロ・利回り8%】PARTNERS Funding

出典:PARTNERS Funding

『PARTNERS Funding』株式会社パートナーズが運営する不動産投資クラウドファンディングです。

PARTNERS Fundingの運営会社、株式会社パートナーズは、資産運用の総合アドバイジングカンパニーです。ベストベンチャー100にも5年連続で選ばれています。

2011年の創業以来、9期連続増収増益と財務状況も絶好調で、今勢いに乗っている企業です。

過去に支払い遅延やデフォルトが起きたプロジェクトはなく、最低出資額は1万円と、気軽に投資できるようになっています。(2020年9月16日時点)

株式会社パートナーズは、もともと物件仕入れ専門の会社だったため、適正価格での仕入れを得意としています。そのため、このような高い利回りを出せる収益性の高い物件を常に仕入れています。

今までリリースされた案件はすべて想定利回りが8%となっており、相場の4%~5%と比べても、高利回りが期待できます。

また、利回りだけでなく、元本割れ対策にもしっかりと目を向けています。

優先劣後構造を取り入れており、会社の劣後出資比率は30%と業界最高水準です。投資家にとってのリスクは限りなく低く抑えられています。

したがって、初心者の方や、安全に高利回りを得たい人にはおすすめのサイトです。

優先劣後構造について、用語から詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
投資初心者でも分かる!優先劣後とは?図解説付き【保存版】

まとめ

デフォルト(貸し倒れ)や延滞は、しばしば起こるものです。延滞や貸し倒れが起きていないソーシャルレンディング会社も存在しますが、万が一延滞や貸し倒れが起きた時に事業者がどのように対処するかという点はソーシャルレンディングにおいて最も注視するべき重要なポイントです。

延滞や貸し倒れが起きていない事業者だから安心だと考えずに、下記のような点を考慮しながら大切な資産を預けられる誠実な事業者を選びましょう。

・延滞や貸し倒れが起きた際、投資家への報告と回収対応がスピーディーかどうか
・担保や独自の保証制度を設けているかどうか

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