消費税増税、コロナによる収入源などで家計が苦しくなり、財テクを始めようと考えていませんか?
財テクといえば株式投資やFXが真っ先に頭に浮かぶと思います。
もちろんこのような手法は財テクに最適ですが、何も知らずに取り組むと反対に、資産を減らすことにもなってしまいます。
そこでこの記事では、財テク初心者でも安心して取り組める手法を5つ紹介します。
最初に、初心者が財テクを選ぶときのポイントについてお伝えします。
目次
1.初心者が財テクを選ぶときのポイント
これから財テクを始めたいと思っている方がどの手法で取り組むかを選ぶときには、次の3つのポイントを自分で把握することが大切です。
(1)財テク用資産をどのくらい準備できるか
(2)どのくらいの損失までは耐えられるか
(3)いつまでに、どれだけの資産を築きたいか
1-1.財テク用資産をどのくらい準備できるか
1つ目は、財テク用にどのくらい資産を準備できるかです。
どのくらいの金額を準備できるかにより、取り組む財テクが変わります。
たとえば、「最初に10万円準備できる」のであれば、株式投資から始めてもいいでしょう。
「最初に1,000万円準備できる」場合には、不動産投資も選択肢に入ります。
また、最初にまとまったお金が準備できなくても心配はありません。
「毎月5,000円、毎月10,000円ずつであれば財テクに使える。」ということであれば、積立式の財テクが始めやすいです。
1-2.どのくらいの損失までは耐えられるか
2つ目は、損が出たとしても耐えられる金額です。リスク許容度とも呼ばれます。
短時間で大きく資産を伸ばす可能性があるものは、同時に、短時間で大きな損失を出す可能性を秘めています。
そのため、資産が減ってしまう場合の想定をしておくことが大切です。
あなたが財テクを始める目的は「今の生活を楽にするため。」「将来の不安を解消するため」でしょう。
したがって、「生活に支障をきたさない金額」が「耐えられる損失」となると思いますので、その金額を明確にしておきます。
1-3.いつまでにどれだけの資産を築きたいか
3つ目は目標設定です。
「いつまでに、どれだけの資産を築きたいか」という目標によって、取り組むべき財テクを決められます。
たとえば、老後の資金としたい場合には様々な税制上の優遇措置があり、60歳以降に受け取れるiDeCoがいいでしょう。
また、明確な目標はないけれど普通預金よりも確実に増やしたいということであれば、元本保証されている個人向け国債がいいかもしれません。
将来は不動産投資を始めてみたいけれど、今はお金が足りないのであれば、手軽に始められる不動産投資型クラウドファンディングもおすすめです。
金融庁や証券会社のホームページには、運用資産額または積立金額と想定利回りを設定して、いつ頃、どれだけの資産になっているかをシミュレーションできるツールが公開されています。
目標を達成するために必要な金額と利回りを具体的にイメージできるので、どの財テクに取り組むかを決める参考になります。
2.初心者におすすめの財テク5選
それでは具体的に、初心者におすすめの財テクを5つ紹介します。
(1)個人向け国債
(2)ETF(上場投資信託)
(3)つみたてNISA
(4)iDeCo(個人型確定拠出年金)
(5)不動産投資型クラウドファンディング
これらはすべて低リスクのものです。
短期間で一気に資産が増えるわけではないですが、安定しています。
そして、
・財テクはこういうものか
・こうやって資産を増やしていくのか
と体感したあとで、より高度な財テクに取り組んでいくことが安全に資産を増やす方法です。
2-1.個人向け国債
国債とは、国が発行する国の債権です。
この国債を購入することは、国にお金を貸し付けることと同じ意味です。
私たちがお金を借りれば、利息がつきます。
同じように、国債は国から利息を受け取れます。その利息が、あなたの増える資産です。
国債は、証券会社や銀行などの金融機関で購入できます。
2-1-1.メリット
一番大きなメリットは、元本割れがないことです。
そのため、損することはありません。
また、1万円から購入できるので、少ない資金からでも始められます。
2-1-2.デメリット
デメリットは、利回りの少なさです。
現在の金利は年率0.05%となっています。
一般的な銀行の普通預金金利が0.01%であることに比べれば高いです。
しかし、10万円分の個人向け国債を購入しても、1年間で50円しか増えません。
したがって、個人向け国債は財テクの第一歩として、
・証券会社を使った取引の手順を学ぶ
・貯金よりも資産が増えることを実感する
を目的に取り組むことがおすすめです。
2-2.ETF(上場投資信託)
ETFとは上場投資信託のことです。
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの動きに連動するように運用されています。
ETFの特徴は、株式投資と投資信託を兼ね備えているところです。
通常の投資信託は売買のタイミングが1日1回と決まっており、株式投資のように自由に取引できません。
しかし、ETFであれば、株式投資と同じように証券取引所の取引時間中であれば値動きをみながらいつでも売買できます。
2-2-1.メリット
ETFのメリットは、分散投資がしやすいことです。
多くのETFの銘柄が2万円以下で購入できるの、値動きの異なるETFを購入することで、少ない資金でもリスクを抑えられます。また、ETFは特定の指数に連動して値動きします。
そのため、個別企業への株式投資に欠かせない企業分析が不要となるので初心者でも始めやすいです。
2-2-2.デメリット
ETFのデメリットは分配金の再投資を自動でできないことです。
資産形成を図るうえで、複利の効果は重要です。
そして、一般的な投資信託であれば、分配金は自動でそのまま再投資されます。
しかし、ETFにはその仕組みがないため、再投資しようと思えば自分で、分配金が入ったときに追加購入する必要があります。
このような手間がかかる点がデメリットです。
2-3.つみたてNISA
つみたてNISAは、積立投資専用のNISA(少額投資非課税制度)です。
長期・積立・分散投資を支援することを目的に、2018年1月から始まりました。
そのため、つみたてNISAの対象商品もこの目的を満たすようなものに限定されています。
具体的には、手数料が安く、分配金の支払われる頻度が少ないなどの特徴をもった投資信託とETFです。
金融庁が投資対象商品を厳選しているため、初心者でも安心して始めやすいです。
2-3-1.メリット
つみたてNISAのメリットは、投資による利益が最長で20年間非課税になることです。
通常の投資であれば、利益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、つみたてNISAではこの税金がかからず、利益がそのまま再投資されるので、複利の効果が大きいです。
実際に毎月10,000円を20年間積み立てた場合、年率5%の想定で一般的な投資信託と比べて約34万円もお得になります。
2-3-2.デメリット
つみたてNISAのデメリットは、年間の非課税枠が40万円までと決まっていることです。
設定できる毎月の積立額は33,000円以下となっています。
そのため、もっと積極的に投資をしていきたいとなったときには、一般口座で投資しなければなりません。
また、つみたてNISAで生じた損失は損益通算できません。
損益通算というのは、他の自分の利益と損失を相殺することです。
たとえば、2つの証券口座で株取引をしていて、1つでは利益が出て、1つでは損失が出たとします。
このときの税金は、利益と損失を相殺して残った利益に対してかかります。
しかし、つみたてNISAは、損益通算ができません。
そのため、一般口座で利益が出ていた場合は、そのままの利益に対して税金がかかることになります。
複数の証券口座で取引をしていたときに税金が高くなってしまう可能性がある点がデメリットです。
2-4.iDeCo(個人型確定拠出年金)
iDeCoは確定拠出年金法に基づいた私的年金です。
公的年金と呼ばれる国民年金や厚生年金は、国や企業などがその資金を運用していました。
それとは別に、自分の責任において自分の資金を運用し、老後の所得確保を目的とするものがiDeCoになります。
老後生活のための資金形成と明確に目的が決まっていることが大きな特徴です。
2-4-1.メリット
iDeCoのメリットは、様々な税制上の優遇措置が受けられることです。
まず運用資金となる掛金は、全額所得控除の対象となります。
そして、運用益についても非課税で再投資されるので、複利の効果が高いです。
さらに受給時にも所得控除を受けられます。
したがって、老後に公的年金等の収入の合計額が控除額内であれば、一切税金がかかりません。
毎月の掛金は5,000円から1,000円単位で決められるので、少額でも始めやすいです。
2-4-2.デメリット
iDeCoのデメリットは、原則解約不可なことです。
豊かな老後生活を目的とした資産形成のため、60歳になるまで解約が不可となっています。
そのため、急にお金が入用になったとしても、iDeCoで運用している資金はあてにできないので注意してください。
また、解約はできませんが、掛金の拠出の一時停止はできます。
家計が悪化して、毎月も積立が難しいときでも安心です。
2-5.不動産投資型クラウドファンディング
近年、初心者向けの財テクとして、不動産投資型クラウドファンディングが注目を集めています。
これは、ファンドが複数の投資家から出資を募り、集まった資金を利用して不動産投資を行うものです。
ファンドによる不動産投資の収益が出資者に分配されます。
複数人で不動産を取得する形になるので、少額からでも不動産投資を始められる点が大きな特徴です。
2-5-1.メリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは、3つです。
・運用に手間がかからず簡単にできる
・他の投資に比べリスクが抑えられている(優先劣後構造という仕組み)
・利回りが4~6%と高い
一般的な不動産投資を行う場合、不動産を取得するだけでも多くの手続きがあり、物件の運用も自分で行う必要があります。管理会社に任せるとしても、その管理会社は自分で探さなければなりません。そのため、不動産投資で利益を得ようと思えば、時間と労力がかかります。
しかし、不動産投資型クラウドファンディングでは、実際の運用は不動産投資の専門家が行います。投資して運用が終了するのを待つだけでお金を増やすことができる手軽さがあります。
また、不動産投資型クラウドファンディング特有の「優先劣後構造」という投資家に有利な仕組みがあります。この仕組みがあることで、仮に運用中に損失が発生した場合でも、一定額事業者が負担するため、出資したお金が減ったりすることを防ぐことができます。
優先劣後構造について詳しく知りたい方は下記の記事で初心者の方でもわかるように簡単にわかりやすく説明してあるので参考にしてみてください。
【結論】優先劣後は投資家に有利!元本割れリスクが激減!
2-5-2.デメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリットは、流動性が低いことです。
不動産の運用中は、原則お金の引き出しはできません。注意が必要です。
運用期間は物件によって様々です。
最初は3ヵ月から1年の運用期間が短い物件に出資することをおすすめします。
3.初心者が効率よく安全に資産を増やすために徹底すべきこと
最後に、初心者が効率よく安全に資産を増やすために「これだけは守ったほうがいい」ということをお伝えします。
それは以下3つです。
(1)無駄な支出を減らすこと
(2)余剰資金で行うこと
(3)勉強すること
3-1.無駄な支出を減らすこと
無駄な支出は徹底的に減らしましょう。
無駄な支出を減らすことは、資産を増やすことにつながります。
特に住宅ローンや保険、携帯料金など固定費の見直しは、効果が大きいです。
一度減らすことで、以降ずっと支出が減ります。
また、最近はキャッシュレス支配によるポイント還元が積極的に行われています。
対象のお店で2%または5%の還元を受けられるので、できる限りスマホ決済やカード決済を利用しましょう。
実質的にポイント還元された分の支出が減って、確実に資産を増やせます。
3-2.余剰資金で行うこと
2つ目は、財テクに利用するお金は余剰資金であることです。
あなたがどのような財テクを始めるとしても、判断が必要になる場面があります。
このとき「絶対に損を出せない生活費」で財テクしていた場合、冷静な判断ができなくなる可能性が高いです。
そうなれば、資産を増やすどころか減らしてしまうことにもなりかねません。
また、財テクといっても投資です。
投資に絶対はありません。元本保証されている商品でない限り、損を出してしまう可能性があります。
そのため、損が出ても日常生活に影響を与えないように余剰資金で行うことは大切です。
3-3.勉強をすること
3つ目は、勉強をすることです。
この記事で紹介してきたように財テクには様々な種類があります。
「不動産投資型クラウドファンディングをやってみよう。」と思っても、何も調べずに始めることはおすすめしません。
期待したような収益が出なかったり、知らないルールのせいで損をしてしまったりするかもしれません。
そのため事前に、仕組みや妥当な想定利回り、考えられるリスクなどを勉強してシミュレーションすることが大切です。
自分で勉強しても分かりづらいものや、気になることがあれば、信頼できる不動産クラウドファンディング会社に質問や相談してみるのもいいかもしれません。
”1万円から始められる不動産投資クラウドファンディング”サービス「PARTNERS Funding」の運営会社、株式会社パートナーズは、資産運用の総合アドバイジングカンパニーです。ベストベンチャー100にも5年連続で選出されています。
2011年の創業以来、9期連続増収増益と財務状況も絶好調で、今勢いに乗っている企業です。
過去に支払い遅延やデフォルトが起きたプロジェクトはなく、最低出資額は1万円と、気軽に投資できるようになっています。
株式会社パートナーズは、もともと物件仕入れ専門の会社だったため、適正価格での仕入れを得意としています。そのため、このような高い利回りを出せる収益性の高い物件を常に仕入れています。
今までリリースされた案件はすべて想定利回りが8%となっており、相場の4%~5%と比べても、高利回りが期待できます。
また、PARTNERS Fundingの公式Twitterやニュースを見ると、2020年9月4日現在で運用終了したファンドは全て確定利回り8%(年利)での配当を完了しています。
また、利回りだけでなく、元本割れ対策にもしっかりと目を向けています。優先劣後構造を取り入れており、劣後出資比率は30%と業界最高水準です。投資家にとってのリスクは限りなく低く抑えられています。
したがって、初心者の方や、安全に高利回りを得たい人にはおすすめのサイトです。
まとめ
初心者が財テクを選ぶときのポイントは、以下の3つです。
(1)財テク用資産をどのくらい準備できるか
(2)どのくらいの損失までは耐えられるか
(3)いつまでに、どれだけの資産を築きたいか
財テクを始める前に、この3つのポイントを決めておきましょう。
初心者におすすめの財テクは以下の5つです。
(1)個人向け国債
(2)ETF(上場投資信託)
(3)つみたてNISA
(4)iDeCo(個人型確定拠出年金)
(5)不動産投資型クラウドファンディング
これらはすべて低リスクのものです。
初心者であれば、これらから始めてみることをおすすめします。
財テクを駆使して、資産を安定的に増やしていきましょう。
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