「少額から始められる不動産投資はないだろうか?」
あなたはそう思ってこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。
不動産投資を行うときには通常、数千万円から数億円の資金が必要です。
もちろん、そのような大金を自己資金として持っている方は稀なので、ほとんどの方は融資を利用します。ただ、最初から融資を受けて不動産投資に取り組むことには気後れしてしまうでしょう。
結論からいえば、少額からでも始められる不動産投資は存在します。
その具体的な方法はなにか、詳しく解説します。
目次
1. 少額で始められる不動産投資3選
少額で始められる不動産投資は
(1)REIT(不動産投資信託)
(2)不動産小口化商品
(3)不動産投資クラウドファンディング
の3種類です。
それぞれの特徴を簡単にまとめると下表のようになります。
REIT(不動産投資信託) | 不動産小口化商品 | 不動産投資クラウドファンディング | |
最低出資額 | 数万円~ | ・50万円~ | 1万円~ |
利回り相場 | 4%前後 | 2%~7%程度 | 4%~8%程度 |
換金・出金 | すぐ換金できる | 換金化に時間がかかる | 運用期間中の出金は原則不可 |
※最低出資額に関しては、会社により異なります。
1つずつ解説していきます。
1-1. REIT(不動産投資信託)
REITは不動産を中心とした投資信託のことです。
証券取引所に上場しているので、株式と同じように売買できることが特徴です。
REITでは、複数の投資家がお金を出資し、そのお金を使って複数の不動産を取得し、運用されます。専門家(ファンドマネージャー)が複数の不動産を組み合わせて運用するため、分散投資を実現でき、リスクを抑えられることがメリットです。
1-2. 不動産小口化商品
不動産小口化商品は、任意組合型と匿名組合型に分かれます。
匿名組合型は次に紹介する不動産投資クラウドファンディングのことを指すため、ここでは、任意組合型に絞って説明していきます。
任意組合型の特徴は、投資家が不動産の持分を取得することです。
共有不動産として取得し、それぞれが持分を現物出資して、事業者が運用を行うという構造になっています。そのため、通常の不動産投資と同じように不動産取得税や登記費用、固定資産税、都市計画税などの各種費用がかかります。
登記情報には投資家の名前が掲載されるので、一般的な不動産投資とほとんど変わりません。
最低出資額について、任意組合型は、1口100万円から出資できる案件が多いです。
「不動産投資」と考えれば少額ですが、今回紹介する3種のなかでは一番資金が必要な投資商品になります。
1-3. 不動産投資クラウドファンディング
不動産投資クラウドファンディングは、匿名組合型の不動産小口化商品です。
複数の投資家が事業者へ出資し、事業者はその資金を使って不動産の取得・運用が行ないます。不動産の運用で得られた賃料収入・売却益が投資家に分配されます。
不動産投資クラウドファンディングの特徴は、投資家が不動産の持分を取得しないことです。出資することで「配当を受け取る権利」を取得します。
そのため、不動産取得時にかかる不動産取得税や登記費用などの初期費用は発生しません。任意組合型である不動産小口化商品に比べて費用はほとんどかかりません。
最低出資額も1万円からの商品が多く、不動産投資としては非常に始めやすいです。
2. 実際、少額で不動産投資を行うとどのくらい儲かる?
それでは実際に、少額で不動産投資を行なった場合の収益について説明します。
REIT(不動産投資信託) | 不動産小口化商品 | 不動産投資クラウドファンディング | |
利回り相場 | 4%前後 | 2%~7%程度 | 4%~8%程度 |
REITと不動産投資クラウドファンディングは投資額10万円、運用期間は1年で計算していきます。不動産小口化商品は投資額50万円、運用期間10年で投資した場合のシミュレーションをしてみます。利回りは相場で計算してみます。今回はシミュレーションのため、リスク等は抜きで計算していきます。
・利回り:4%(年利)
・投資額:10万円
・運用期間:1年
100,000円 → 104,000円
+4,000円の利益
不動産投資クラウドファンディング
・利回り:8%(年利)
・投資額:10万円
・運用期間:1年
100,000円 → 108,000円
+8,000円の利益
不動産小口化商品
・利回り:7%(年利)
・投資額:50万円
・運用期間:10年
500,000円 → 850,000円
+350,000円の利益
普通預金の金利が0.001%(年利)なので、ただ銀行に貯金しておくよりも4,000倍~8,000倍の収益性はあります。
とはいえ、少額投資では短期間に大きな儲けを出すことはできません。そのため、少額での不動産投資は、実際に不動産投資を始める前の準備と考えて取り組むことをおすすめします。
物件選びや具体的な取引の流れ、かかった経費や、想定と現実の違いなどを身近に感じられるようになります。少額の不動産投資を始めることで、今まで気にならなかった情報でも、不動産投資に関連するものは取り入れるようになるでしょう。
3. 少額不動産投資3種の中でイチオシは不動産投資クラウドファンディング
ここまで3つの少額不動産投資について紹介してきました。
これから始めるのであれば、3つの中でも不動産投資クラウドファンディングがイチオシです。
不動産投資クラウドファンディングの3つのメリット
(1)1万円という少額から投資可能
(2)リスクの抑えられた仕組みがある(優先劣後構造)
(3)運用や管理の手間がない
詳しく解説します。
3-1. 1万円という少額から投資可能
不動産投資クラウドファンディングのメリット1つ目は、1万円という少額から投資ができることです。
今回紹介した3つの投資方法の中で最も少額から始められます。
積立のように「毎月最低1万円」というわけではなく、「1口1万円」なので、気軽に始めやすいでしょう。
3-2. リスクの抑えられた仕組みがある
不動産投資クラウドファンディングのメリット2つ目は、リスクが抑えられた仕組みがあることです。
上の図のように、不動産投資クラウドファンディングは元々リスクの低い投資ですが、さらにリスクを抑える仕組みが導入されています。それが「優先劣後構造」です。
この仕組みが存在することで、万が一損失が発生した場合でも、投資家が出資したお金が減ってしまうリスクが激減します。
優先劣後構造について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【結論】優先劣後は投資家に有利!元本割れリスクが激減!
3-3. 運用や管理の手間がない
不動産投資クラウドファンディングの3つ目のメリットは、運用や管理の手間がないことです。
不動産投資クラウドファンディングで投資家が収益を得られる仕組みは次の通りです。
(1)投資家が出資する
(2)クラウドファンディング事業者が物件を取得する
(3)クラウドファンディング事業者が物件を管理・運用する
(4)クラウドファンディング事業者が収益を投資家に分配する
つまり、投資家は出資する物件を決めて入金したあと、何もすることはありません。物件購入の手続きも、入居者対応、管理なども一切不要です。元本と分配金が振り込まれることを待つだけです。
そのため、
・不動産の管理・運用に自信がない
・不動産を管理・運用する時間がない
そのような方でも始められます。
また、REITのように値動きを見ながら、売買タイミングを考える必要もないです。
このような3つのメリットがあるので、不動産投資クラウドファンディングは少額で始める不動産投資の中でもイチオシの投資手法です。
【利回り8%!】パートナーズファンディング
PARTNERS Fundingの運営会社、株式会社パートナーズは、資産運用の総合アドバイジングカンパニーです。ベストベンチャー100にも5年連続で選ばれています。
2011年の創業以来、9期連続増収増益と財務状況も絶好調で、今勢いに乗っている企業です。
過去に支払い遅延やデフォルトが起きたプロジェクトはなく、最低出資額は1万円と、気軽に投資できるようになっています。
株式会社パートナーズは、もともと物件仕入れ専門の会社だったため、適正価格での仕入れを得意としています。そのため、このような高い利回りを出せる収益性の高い物件を常に仕入れています。
今までリリースされた案件はすべて想定利回りが8%となっており、相場の4%~5%と比べても、高利回りが期待できます。
また、PARTNERS Fundingの公式Twitterやニュースを見ると、2020年7月14日現在で運用終了したファンドは全て確定利回り8%(年利)での配当を完了しています。
また、利回りだけでなく、元本割れ対策にもしっかりと目を向けています。優先劣後構造を取り入れており、劣後出資比率は30%と業界最高水準です。投資家にとってのリスクは限りなく低く抑えられています。
したがって、初心者の方や、安全に高利回りを得たい人にはおすすめのサイトです。
まとめ
以上、少額から始められる不動産投資の種類と収益シミュレーション、おすすめの投資手法について解説してきました。
不動産投資の中で少額から始められるものは、
・REIT(不動産投資信託)
・不動産小口化商品
・不動産投資クラウドファンディング
の3つです。
REIT(不動産投資信託) | 不動産小口化商品 | 不動産投資クラウドファンディング | |
最低出資額 | 数万円~ | ・50万円~ | 1万円~ |
利回り相場 | 4%前後 | 2%~7%程度 | 4%~8%程度 |
換金・出金 | すぐ換金できる | 換金化に時間がかかる | 運用期間中の出金は原則不可 |
少額投資は安定収入が魅力ですが、短期間で儲かるようなものではありません。
そのため、貯金代わり、または、実際の不動産投資の練習という意識で取り組む方がいいでしょう。
そして、どの方法で始めてみようか迷っているのであれば、リスク対策がとられている不動産投資クラウドファンディングをおすすめします。
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