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不動産投資を始める前に知っておきたい不動産投資の始め方と4つの用語
投資信託や株式、ビットコインなどと並び、人気の投資である不動産投資。まずは、不動産投資の始め方と、不動産投資初心者が知っておきたい専門用語について解説します。
不動産投資はどうやって始めるの?
不動産投資は、だれでも始められますが、十分な勉強が欠かせません。不動産投資の用語は、日常生活では耳にすることがない用語が多いため、まずは勉強から始めましょう。不動産投資についての知識が身についたら、投資する金額や目標の設定を行いましょう。たくさん稼ぎたいという強い思いで不動産投資を始めることはリスクが大きいので、投資する金額と運用で狙う収益のバランスを考えましょう。金額設定を決めたら、次は物件探しです。目標を達成するために必要な物件を探しましょう。物件を決めたら、次はローン審査です。住居用の住宅ではなく、不動産投資専用のローンがあるため、一般的には不動産投資ローンを使用します。不動産投資を全額自己資金で行うことは難しいので、不動産投資ローンを使う人もたくさんいます。ローンが通ったら、物件を購入し、物件を管理する管理会社を選びます。本業として不動産投資や管理をする場合は自分で不動産管理をする人もいますが、副業の場合は、管理会社の委託することが一般的です。ここまで準備が整ったら、運用をスタートさせます。次に、不動産投資初心者が知っておきたい4つの用語を解説します。
不動産投資初心者が知っておきたい用語その1.キャピタルゲイン
購入した不動産を売却したときの売却益をキャピタルゲインといいます。逆に、物件の購入価格より売却価格のほうが低い場合には、その金額をキャピタルロスといいます。投資用の不動産を購入したら、その物件から家賃収入を得るだけでなく、物件の売却もオーナーの自由にできます。物件を安く仕入れて高く売ることは、不動産投資の収益を高める方法のひとつです。
不動産投資初心者が知っておきたい用語その2.インカムゲイン
インカムゲインは、物件を貸すことで生じる家賃収入のことです。キャピタルゲインは、物件の売却によって生じた利益なので、インカムゲインとの違いを押さえておきましょう。投資を行うときは安定したインカムゲイン、つまり安定した家賃収入を得られる物件を選択しなければなりません。
不動産投資初心者が知っておきたい用語その3.運用利回り
不動産投資における運用利回りは、グロス利回りとネット利回りの2種類に分けられます。グロス利回りは表面利回り、ネット利回りは実質利回りと呼ぶこともあります。表面利回りは、年間の家賃収入を、物件の購入価格で割った値で、空室やコストについての情報は加味されていません。実質利回りは、空室率や諸々の経費を加味して計算する指標です。実際に手元に入るであろう収入に対する利回りですが、事前に算出することは難しいものです。不動産投資サイトに掲載されている利回りの多くは、表面利回りです。
不動産投資初心者が知っておきたい用語その4.レバレッジ
レバレッジ効果とは、小さな力で大きな成果をあげるという意味です。不動産投資の場合は、小さい資金で投資成果をあげ、収益性を高めることを指します。例えば、不動産投資では、不動産投資用のローンを組むことが多いのですが、これは、自己資金と借入金を両方使い、高い収益をあげることをいいます。
不動産投資に向いている人はどんな人?
不動産投資は、次の2つの特徴がある人に向いています。まず1つ目は、安定した収入がある人です。不動産投資は、長期間の運用となるため、想定外の支出が出たり、空室が発生したりすることがあります。そのため、資金面では安定した収入があり、余裕があることが必要です。本業での収入で生活が安定しており、生活基盤ができている人でなければ、不動産投資には参入しづらいといえるでしょう。次に、不動産投資には、判断力がある人に向いています。不動産投資では、リスクを十分に勉強し、行動に移す行動力と判断力が必要です。不動産投資は数字の世界なので、数字に惑わされることなく、設定した目標と現状を分析する力と、その結果に基づいた行動をするための判断力が欠かせません。
不動産投資は元手いくらくらいから挑戦できる?
一般的な不動産投資の元手の目安は、物件価格の2~3割程度です。不動産投資のローンを組むために、2~3割の頭金が必要となることが多いため、この金額が目安です。頭金に加えて、手数料などの初期費用も必要となるため、もう少し多めに費用を用意しておくことをおすすめします。ただし、これは一般的な金額です。融資をしてくれる会社によっては、借主の年収、勤務先の信頼度、物件の担保評価など、判断基準が異なることがあるため、場合によってはフルローンを組めることもあります。
不動産投資の情報収集はなにを使えばいい?
セミナー、YouTube、書籍など、不動産投資の勉強をする方法はさまざまですが、基本を習得する際には、ベストセラーになっている書籍を購入することをおすすめします。ネットコラムは情報が早い、セミナーはより深い勉強ができるというメリットがありますが、基礎知識がなければ十分理解できない可能性が高いです。最近は、資産運用という言葉そのものがトレンドであるため、高額なセミナーや情報教材も出回っています。ベストセラーの書籍を選んでおけば間違いない傾向にありますが、もう少し踏み込んだ勉強をする際には、情報収集の方法を厳選しましょう。
資産運用の王道!「不動産投資」と「株式投資」はどちらがおすすめ?
投資の種類にはさまざまなものがあり、特に株式投資は不動産投資と同じくらい人気です。株式投資のメリットは、少額から手軽に始められる点です。そして、すぐに換金でき、投資信託を購入すればお金を寝かせた状態で資産運用ができます。一方、不動産投資は、価格が1日で大きく変動することが少なく、細かい管理をせずとも長期間運用できるメリットがあります。不動産投資はまとまった資金を大きく動かしたい人に、株式投資は少額からの投資を始めたい人におすすめです。また、株式投資で不動産投資のための資金を増やしてもよいでしょう。
初心者が不動産投資をするためには、勉強をしてチャレンジを!
初心者が不動産投資を始める際には、十分な勉強をしてから計画を立てましょう。不動産投資のメリットは、副収入を得られる、貯蓄効果を得られる、レバレッジ効果で少ない資金で大きな投資の利益を得られる、インフレに強いなどです。その一方で、空室のリスク、滞納のリスク、修繕のリスク、災害、他の資産より流動性が低いなどのデメリットもあります。不動産投資は、住宅購入なみの金額が動く投資なので、普通のサラリーマンが始める際には十分な勉強が欠かせません。不動産投資に興味がある方は、いきなり不動産投資のサイトを見たり、物件探しをしたりするのではなく、まずはベストセラーの入門書を読むところから始めましょう。
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