【利回り15%も!】高利回りを狙える投資6選!リスク解説付き

投資はリスクを取るほど高いリターンが望めます。数ある投資商品の中で、高利回りが狙える投資にはどのようなものがあるのでしょうか。高利回り投資を行なう前に気をつけること、具体的な投資手段などを解説します。

1.高利回り投資を始める前に知っておきたいこと

高利回りな投資を紹介する前に、事前に理解しておくべきことをお伝えします。すでにご存知かとは思いますが、冒頭でお伝えした通り、ハイリターンな投資は、同時に”ハイリスクの危険”も伴います。それではポイントをお伝えします。

1-1.リターンとリスクは比例する!

投資では一般的にリスクとリターンは比例関係にあります。例えば、「国債」のような極めてリスクの低い投資は安心できますが、一方で、劇的に大きなリターンを回収できることは期待できません。

「リスク」とは結果の不確実性を意味します。投資未経験の方はどうしても「投資で大儲け!」を期待してしまいがちですが、どんな投資のプロが運用するとしても、ハイリターンな投資商品は同時にハイリスクであることをしっかり抑えておきましょう。

1-2.確実に儲かるわけではない。最悪、元本割れやマイナスにも

前章とも繋がる話ですが、高利回りな投資は確実に儲けられるわけではありません。見出しの通り、「元本割れ」や「損益(マイナス)」が発生するケースも十分にあります。

たとえば、FXだと、レバレッジといって、”自分が投資したお金以上の、大きなお金を取引することが可能”です。儲けられれば、リターンは大きいですが、その反面、損が発生した際は、損失も大きくなります。

投資したお金がなくなる、だけに限らず、高利回りな投資ほどリスクも高くなり、投資したお金以上に損をしてしまうケースもゼロではありません。

高利回りな投資を始める前に、「高利回りな投資は、その分、リスクも高くなり、元本割れ・マイナスになる危険性もはらんでいる」ということを十分頭に入れておきましょう。

1-3.投資を行なう際は必ず余剰金で行なう

高利回りな投資はリスクも高いですから、必ず生活の余剰金で行なうことを心がけるようにしてください。

日々の生活で必要な資金やご家族がいらっしゃる方はお子さんの教育資金などは除いた“最悪元本割れしてもいいお金”を高利回りな投資にまわすようにしてください。そうでなければ、生活できなくなったり、多額の借金を抱えてしまう危険性があります。

高利回りな投資は、必ず生活の”余剰金”で行ないましょう。

2.高利回りを狙える投資6選!

それでは実際にどの投資商品が高利回りを狙えるのか、平均的な利回りが高いものからご紹介したいと思います。それぞれ表に比較ポイントをまとめておりますので、そちらをもとにご覧ください。

2-1. FX

特徴

為替相場の値動きを利用して利益をあげる投資。デイトレード同様、日々細かく変化する。

リターン

最大、年利25%ほど

リスク度

中〜高

リスク対策

損切りのラインを事前に決めて、ルールに基づき運用をする
レバレッジをかける際は、低く抑える
相場の変動が激しい時は取引を控える

最低必要資金

最安5円~
参考:SBI FXトレード

推しポイント

少ない資金・短期的な売買で、大きな利益が狙える点

こんな人に向いています

デイトレードと同じく、短期的に大きな利益を狙いたい方。リスクの許容度が高い方。

短期的に利益を上げられるか

FXとは通貨同士の売買を行ない、利益を狙う取引のことをいいます。FXの基本は日本円の価値が低い「円安」の時に海外通貨(例:ドル)を購入し、日本円の価値が高い「円高」になった時に売る、を繰り返すことです。

短期的に大きな利益を期待できるFXですが、運用には常に「為替変動のリスク」が付きまといます。リスクが高いので、相場の変動が激しい時は取引を控えるなど、リスク対策が重要です。

2-2. 株式投資(デイトレード)

特徴

1日の中で短期的に売買を繰り返すので、運用から目を離せない一方で、一気に多額の利益を狙うこともできる。

利回り

銘柄の値動きによる

リスク度

リスク対策

良い銘柄を選ぶことに集中する
・利益と損出の比率を決めることをさす「リスクリワード」を明確に定めてから運用を行なう

最低必要資金

1万円前後~
参考:みんなの株式

推しポイント

成功すれば短期的に大きな利益が見込めること

こんな人に向いています

とにかく短期的に大きなリターンを狙いたい人。日中、投資のために大きな時間を割けて、ハイリスクも許容できる方。

短期的に利益を上げられるか

株式のデイトレードとは、1日の中で細かく株式売買を行ない短期的に多額の利益を狙う投資のことです。1日の中で9時〜15時が売買を行う時間で、この時間内に良質な銘柄の売買を繰り返します。

1日の為替変動を利用して利益を出す構造から、大きい時には最大20%ほどの利回りが期待できます。一方で、どれだけデイトレードの経験者であっても、売買の銘柄やタイミングを誤り、大きな損出を出してしまうケースも見られます。ハイリスク・ハイリターンの代表的な投資です。

2-3. 仮想通貨

特徴

・法定通貨(一般の通貨)と違い、目に見えないデジタル通貨である
通貨の発行上限が存在する
・電子マネーとは違い、その時点での時価で換金できる

利回り

10〜15%ほど

リスク度

リスク対策

セキュリティ体制の整ったサービスを選ぶ
個人を標的にしたハッキング対策をしておく

最低必要資金

100円

推しポイント

運用手数料が安く、スピーディーに送金できる
24時間いつでも取引できる

こんな人に向いています

・ブームに乗るのではなく、技術的変化の激しい仮想通貨市場の構造が正しく理解できている人

短期的に利益を上げられるか

仮想通貨とは国が管理していないオンライン上でやりとりできる電子的な通貨のことをいいます。中央銀行が通貨を管理する体制ではなく、ネットワークに接続された不特定多数の端末に分散して記録・共有されています。この体制を敷いているため、データの改ざんが行われても他端末のデータと照合することで改ざんをすぐに修正することができるのです。

仮想通貨には「ビットコイン」「イーサリアム」「リップル」といった複数の種類があり、仮想通貨取引所・発売所で取引がされています。

2-4. ヘッジファンド(私募投信)

特徴

プロに資産運用を任せる投資でETFより運用の自由度が高く、確実な収益を期待できる

利回り

10%ほど

リスク度

低〜中

リスク対策

投資信託に比べ現金化までの期間が長いため、長期で投資する想定で事前にプランニングしておくこと

最低必要資金

1,000万円ほど

推しポイント

投資のプロが運用するため、市場が上昇しても下落しても利益を出す「絶対収益」が期待できる点

こんな人に向いています

投資にまわせる余剰金を1,000万円以上保有している人
・運用自体は投資のプロに任せたいという方

短期的に利益を上げられるか

ヘッジファンドとは長期的な運用を前提として、さまざまな取引手法を用いて投資益を狙うファンドのことです。投資のプロが運用を行なう点では投資信託と似ていますが、投資信託よりも比較的自由な運用を可能としています。

ヘッジファンドは国内ではあまり知名度が低く、公募性の募集ではないため、一般の株式市場のように流通市場がオープンではありません。また、1,000万円ほどのまとまった資金が必要とされるため、利用のハードルが高いことが特徴です。

2-5. 米国株式投資

特徴

1株単位から取引が可能
ストップ高・ストップ安がない
配当金の分配頻度が高い

利回り

平均7%ほど

リスク度

リスク対策

為替変動を気にしつつ、長期的に保有し運用益を狙う

最低必要資金

1万円

推しポイント

長期の資産形成に向いており、かつ高利回りなところ
1万円から始められること

こんな人に向いています

アメリカ市場に関心があり、短期的な売買をする時間をかけられない方向け

短期的に利益を上げられるか

米国株式投資は、「ニューヨーク証券取引所(NYSE)」または「ナスダック(NASDAQ)」の株式市場へ投資することをいいます。現在は多くの国内証券会社を通じてスマホアプリで投資することができます。

米国株式投資は長期的な資産形成に向いているため、短期的な売買ではなく、長く保有し運用益を回収することをおすすめします。

2-6. REIT(不動産投資信託)

特徴

投資家から集めた資金をプロが不動産に投資し、収益を投資家に分配するモデル

利回り

4〜6%ほど

リスク度

低〜中

リスク対策

分散投資をする
東証REIT指数を確認する
各REIT商品のIR資料を確認する
不動産市場の動向を確認する

最低必要資金

数万〜数十万円

推しポイント

不動産投資のプロが運用をしてくれる点

こんな人に向いています

不動産投資を始めたいが、自分で運用する負担をかけたくない方

短期的に利益を上げられるか

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REIT(リート)は不動産投資に特化した投資信託のことをいいます。投資家に代わって不動産投資のプロが不動産の取得・運用を行なうので、運用にコストをかけられない忙しいビジネスパーソンにおすすめです。

REITは、オフィスビルや商業施設、ホテルなど多岐に渡る不動産物件に分散投資する「総合型REIT」特定の物件に絞って投資する「特化型REIT」に大きく分かれます。

REITが短期投資に向かない理由としては、REITの性質にあります。REITは権利確定日、権利落ちの時期に価格が下落、上昇します。そのスパンが2ヵ月程度のため、短期的な投資で分配金を狙うと高値で購入してしまうことになってしまいます。

REITは、不動産投資を始めたいが、自分で運用する負担をかけたくない方、長期運用を検討している人に向いているでしょう。

3.ハイリスクに疲れたらローリスク・ミドルリターン投資!

ここまで高利回りな投資商品をご紹介しましたが、ハイリターンを狙うには常にハイリスクが伴います。ハイリスクを心配しながら生活するのは疲れるものです。ハイリスクに疲れた方向けにローリスク・ミドルリターンの投資を次はご紹介します。

3-1.ソーシャルレンディング

仕組み

事業会社が投資家から資金を集め、資金を必要としている法人または個人に融資し、返済利息を分配金として投資家に戻すモデル

特徴

1万円という少額から投資ができ、ローリスクの割に利回りが大きいこと

利回り

4〜10%ほど

主なリスク

事業会社の融資基準が甘く、融資先の法人または個人が返済できなくなる(貸し倒れ)リスクが存在する

主要サイト

SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク・CRE Funding など

ソーシャルレンディングは事業会社が投資家から資金を集め、融資を希望する法人または個人に貸し出す投資です。融資の際に利息を設け、その返済利息が投資家へ分配され利益となります。

平均利回りは事業会社によって異なりますが、およそ4〜6%ほどです。

利回りが高いサイトであれば10%ほどに及びますが、利回りが高いサイトは融資先が返済しきれず貸し倒れに陥るケースもありますので、高すぎる利回りには慎重になる必要があります。

3-2.不動産投資クラウドファンディング

仕組み

不動産投資をしたい投資家から事業会社が資金を集め、投資家の代わりに不動産の取得・運用を行い、賃料収入や売却益を投資家に分配するモデル

特徴

・1万円という少額から不動産投資に参加できる
・仮に運用で損失が出たとしても「優先劣後構造」により投資家の損失を一定防ぐことができる

利回り

4〜6%ほど

主なリスク

天災や大規模な経済不況などで不動産の価値が下がること

主要サイト

CREAL、Rimple、PARTNERS Funding

不動産投資クラウドファンディングは、不動産投資をしたい投資家から小口の資金を集め、投資家の代わりに不動産の取得・運用を行ない、不動産から得た賃料収入や売却益を投資家に分配するモデルです。

主な運用益が不動産の賃料収入であるため、安定して収益を得やすい投資です。また、万が一損出が発生しても「優先劣後構造」といって、事業会社が先に損失分を負担する仕組みです。この仕組みがあるおかげで、不動産投資クラウドファンディングは安全性の高い投資といえるのです。

優先劣後構造について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【結論】優先劣後は投資家に有利!元本割れリスクが激減!

まとめ

高利回り投資を始める前に知っておきたいこと
・リターンとリスクは比例する
・確実に儲かるわけではない。最悪、元本割れやマイナスにもなる危険性あり。
・投資を行なう際は必ず余剰金で行なう

高利回りを狙える投資6選
・FX
・株式投資
・仮想通貨
・ヘッジファンド
・米国株式投資
・REIT

ミドルリターン投資
・ソーシャルレンディング
・不動産投資クラウドファンディング

投資は余裕のあるお金ですることをおすすめします。

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