ソーシャルレンディングで大失敗する人の3つの共通点

最近巷で、密かにブームになっている「ソーシャルレンディング」という投資方法があります。

しかし、中には、

「そんなに上手くいくの?」
「投資って、落とし穴があるんじゃないの?」
「失敗しない為のコツは?」

などの疑問・不安をお持ちではありませんか?

こで、まず絶対に知っておくべきことは、ソーシャルレンディングで失敗する人には共通点があるということ。そのための、「ポイント」や「コツ」さえ押さえれば、失敗するリスクも限りなく低くし、金利で資産を増やす事が実現可能になります。

 ・ソーシャルレンディングに大失敗する人の3つの共通点
・ソーシャルレンディングに失敗しないための秘訣3
・ソーシャルレンディングに向いている人の特徴

失敗を知ることが成功への近道になります。是非、パターンをしっかりと覚えておきましょう!

1:ソーシャルレンディングに大失敗する人の3つの共通点

11:利回りのみを重視している

ソーシャルレンディングで、まず知っておくべき失敗してしまう人の最多のパターンは、

“とにかく利回り”のみで選んでしまうという点です。

高利回りだからこそ、しっかり認識しておくべき、“投資先の倒産リスク”について、認識が甘く、ギャンブルのように失敗してしまうというパターンです。

まずあなたに理解して頂きたいのが、ソーシャルレンディングの利回りは、他の投資商品と比較しても“高い”という事です。 例えば、米国債10年でも利回りは良くても12%と言ったところです。
対して、ソーシャルレンディングは平均58%、高いところでは10%を超えるような投資案件も珍しくありません。

・利回りが高いという事は、投資先の“倒産”や“事業の失敗”というリスクをはらんでいる!

という事です。

では、高利回り重視だと、なぜ多くの人が失敗してしまうのかの核心をみていきましょう。

例えば、高利回り商品はどういったものかというと、

・海外の特に発展途上国のインフラ整備事業
・ベンチャー企業への投資

だったりします。

発展途上国のインフラ整備事業を例にすると、利回り10.2%。発展途上国の電気が通っていない地域に電気を通す事業だったり、金融事業者支援事業を例にすると、利回り12.4%という商品だったりします。
発展途上国のインフラ整備事業や金融事業者支援事業には、通常、銀行や企業がなかなか融資や出資を行ってくれません。銀行というプロの目から見ても、事業達成が不明瞭で成功が難しいと判断するからです。

また、ベンチャー企業への投資なども同じと言えます。「事業が成功する前に企業が倒産する可能性が高い」と銀行などが判断し、融資がなかなか受けられない事が多いです。

そういったものを前提として、ソーシャルレンディングの利回りをみた時に、平均的な利回りというと、概ね510%が各社多いです。 SBIソーシャルレンディングやmaneoだと、利回り37%位の商品が多くあります。
手堅い所だと、SBIソーシャルレンディングが商品として出している不動産担保ローン事業者ファンドで利回り35%です。
なぜ、先程の発展途上国への投資をしているファンドと比べて、不動産担保ローン事業者ファンドが手堅いかというと、不動産を担保にして融資をする事業だからです。仮に事業者が倒産をしたりしても、不動産という資産が残り、売却し、換金することが出来ます。リスクを抑えつつ、資金を増やしていきたい方に向いています。

ソーシャルレンディングだけでなく他の投資にも言えますが、利回りだけに注目するのでは危険です。
高利回りだからこそ、“投資先の倒産リスク”について、しっかりと認識しておきましょう。

12:集中投資をしている

貸倒れリスクを考えず、一社、一運営会社、一期間に集中投資を行い、出資先が破綻し、失敗するパターンです。様々なリスクがあるので、一点集中は危険です。

 ・出資先の企業の倒産リスク
・ソーシャルレンディング運営会社の破綻リスク
・同期間に集中投資して、景気の煽りを受けるリスク

投資した企業や運営会社が倒産した場合、投資した資金が戻ってきません。これを貸倒れと言います。そもそも、ソーシャルレンディングは、投資資金が元本保証されていません。また、運用期間中、解約できない商品です。一度、運用が始まってしまうと、運用期間中に経済状況が変化したとしても、解約できず、貸倒れが発生することもあります。

リスクは分散させ、集中投資はやめましょう。

13:投資先の事業を全くチェックしていない

何の事業に対して投資をしているか、自分が理解していないで投資をして失敗するパターンです。

その理由は、投資とはそもそも、その事業の将来性、実現性と利回りを天秤にかけて、『これならいける!』と判断した時にするものだからです。 また、その事業の事をどれだけ調べたか、過去に類似の事業で、貸倒れが起きていないか、支払遅延が発生していないかも十分に検討するべきです。

例えば、ソーシャルレンディング業界大手のSBIソーシャルレンディングでは、20184月以降は、延滞や貸し倒れを起こしておりません。一方、カンボジア技能実習生支援事業のファンドでは、約600万円程、延滞が起きています。また、個人に対しての事業支援のローンファンドですと、貸倒れをおこした元本の総額は約1,000万円となり、延滞も約70万円起きています。

当然、デフォルトが起きると、元本は還ってきません。その判断材料を全く見当もせず、ただ、表面的な高利回りに気を取られて投資をするのは、宝くじを買うのとほぼ同じ行為であり、そのように投資先の事業を見ないで失敗するパターンです。 

投資先の事業は自分の目でチェックしておきましょう。

2:失敗しないための秘訣3

21:分散投資を積極的に行う

・ソーシャルレンディング運営会社
・投資先の企業
・投資商品
・投資する期間

を積極的に分散して、根気強く、コツコツと行うことが失敗しない為のコツです。

その理由は、一つの運営会社、投資先の企業が破綻をして、貸倒れが発生した時に、運営会社や投資先の企業を分散しておけば、被害も分散できるからです。また、投資する商品も分散する事によって、一つの事業が失敗したとしましても、他の事業でリカバリー出来るので、この事業失敗リスクも分散できます。

更には、投資する期間をずらして投資する事も重要なポイントです。

例えば、1つの運営会社の中の1社の企業の更に1つの商品に投資を行います。それを、違う会社で3パターン行い、それぞれ10万円ずつ合計30万円投資したとします。仮に1社が破綻したとしても、20万円は残ります。

また、投資をする期間を分けて、同様に分散投資を行えば、景気の変動があったとしても、景気変動リスクも避けられ、かつ、より多くの分散投資が行えます。

 失敗しない為のコツは、コツコツ根気よく分散投資を積極的に行うことです!

22:「不動産投資特有の担保付の商品」はリスクが極限まで抑えられる

【不動産投資特有】の【担保付】の商品はリスクを極限まで下げることが可能です。

 その理由は、【不動産】にはそもそもその物件自体に価値が有り、また、その賃貸経営自体が事業である為、そこには、 

・【将来性】
・【事業実現性】

 が介在しません。

今まで述べてきた商品は、あくまでも投資先の【将来性】【事業実現性】に対しての投資です。
よって、預言者でもない限り、とても不透明な投資先になります。

ましてや、高利回り商品になればなるほど、海外向けの事業、特に発展途上国へのインフラ支援(電力整備事業)や金融支援事業等がメインになります。また、投資先があまり馴染みの無い国だったりします。

 私がお勧めするのは、長く勝ち続けられる【不動産の担保付の商品】です。

現に、SBIソーシャルレンディングでも、不動産担保ローン事業者ファンドに関していえば、今まで163ファンドを運用していて(運用中も含む)、実績として、一度も貸し倒れを起こしておりません。また、一度も支払が延滞していません。(2019716日現在)
参考:https://www.sbi-sociallending.jp/fund_results

また、ロードスターキャピタル株式会社が運営しているOwnersBookは、不動産担保型ソーシャルレンディングに特化して行っている会社です。

最近は、そういった不動産投資型クラウドファンディングがとても人気です。

 不動産はその名の通りその場所を動かせません。 【賃料】や【立地】さえ見誤らなければ、不動産自体を売却し、換金さえすれば、貸し倒れリスクは極端に引き下げられ、安全な投資先です。

23:生活費・貯金などを引いた「余剰金」で投資する

投資は必ず、自分にあった資金計画でかつ【余裕資金】で行うことです。生活資金を投下して行うべきではないです。このことを肝に銘じて下さい。 その理由は、ソーシャルレンディング投資はすぐに現金化できません。

12:【集中投資】して失敗するパターン』でも述べさせて頂きましたが、投資をして、一度運用が始まってしまうと、運用期間が満了するまで、途中で解約できない商品です。

運用期間が2年であれば、2年間は投資したお金が自分の手元に戻ってきません。

人生、色々な事が起きます。例えば、引越しや転職、病気などです。洋服を買ったり、友人、恋人、家族と出掛けたりもします。

その様々なシーンで、間違いなくお金が必要となります。

しっかりと資金計画を立て、自分自身のポートフォリオを【生活費】、【貯蓄】、【投資】にしっかりと分類し、無理が無く、継続して投資が出来るように心がけて下さい。

3:こんな人には向いている!ソーシャルレンディング投資向きな人4選

3-1:忙しい人

株やFXと違って、日々、チャートを見る必要がありません。

また、一度運用が始まれば、後は運用期間を待つだけですので、運用中はそのまま特に何もする必要はないので、忙しい方に向いています。

3-2:将来の年金に不安を感じている人

将来を見据えて物事を考えられる人なので、コツコツ根気よく分散投資がお勧めのソーシャルレンディングに向いています。

3-3:中長期的に自分の資産のポートフォリオを構築したいと考えている人

しっかりと資金計画を立て、自分自身のポートフォリオを【生活費】、【貯蓄】、【投資】にしっかりと分類し、無理が無く、継続して投資が出来る人ですので、ソーシャルレンディングに向いています。

3-4:不動産投資型クラウドファンディングの優位性を理解している人

【賃料】や【立地】さえ見誤らなければ、不動産自体を売却し、換金さえすれば、貸し倒れリスクは極端に引き下げられ、安全な投資だと理解できているからです。

不動産投資型クラウドファンディングという投資手法も人気で、主流になりつつあります。

 ・株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営している
CREAL

FANTAS technology株式会社が運営している
FANTAS funding

 ・株式会社パートナーズが運営している
【PARTNERS Funding】

という商品です。ぜひ参考にしてみてください。

 まとめ

かがでしたでしょうか?

最後に、今回の内容をまとめます。

【失敗3大パターンから学ぶ、失敗しない為のコツ、ポイント】

1.高利回りのみを重視しない事。

 それ以外の情報もしっかりと確認しましょう。
 また、元本保証されていない事をしっかりと認識しましょう。

2.分散投資を積極的に行うこと。

 根気強く、コツコツと行うことが失敗しない為のコツです。
 運営会社、投資先商品、投資する期間を分散して出資先、運営会社の倒産リスクからくる貸倒れの回避をすること。
 集中投資は絶対に止めましょう!

3.投資先の事業が何に投資しているのか自分で一度は確認してみること。

 その事業の実現性・将来性をしっかりと確認すること。
 何も確認しないで投資するのは、ギャンブルです。絶対に確認をしましょう!

4.必ず余裕資金で行うこと!

 自分にあった資金計画で行うこと。運用期間中は投資した資金は戻ってきません。
 生活資金を投下して投資するのは絶対に止めましょう!

 5.不動産投資型クラウドファンディングも主流になってきている。

 不動産自体に価値が有るので、【将来性】【事業実現性】に影響されません。
 貸し倒れのリスクを極限まで減らすことが出来ます。

 正しい知識を身に付け、自分に合った投資を行ってみて下さいね。

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