クラウドファンディングを始めるにあたり、メリットはあるのか??
答えは「あります」
内容は本文で説明していきますが、やはり誰でもやりたい事業のためにお金を集めることができ、またお金を小額からでも投資し投資家になれることではないか。と私は考えます。
クラウドファンディンはあくまでも「投資」ですので、メリットばかりではなく、デメリットも存在しています。
この記事は、クラウドファンディングのメリット・デメリット、それに付随してクラウドファンディングに向いている人・向いていない人を説明していきます。
是非ご一読して頂いて、クラウドファンディングを理解して頂き「やってみよう」と思えるよう参考になれば幸いです。
まず始めに、クラウドファンディングを始めならまず気になるのが「メリット」はあるのか?ではないでしょうか。1章・2章では、クラウドファンディングのメリットを出資者・起案者側の面から紹介していきます。是非ご一読頂いて理解を深めて頂ければ幸いです。
目次
- 1章.クラウドファンディングのメリット ~お金を出す側(出資者)のメリット~
- 2章.クラウドファンディングのメリット ~お金を集める側(起案者)のメリット~
- 3章.クラウドファンディングのデメリット ~お金を出す側(出資者側)のデメリット~
- 4章.クラウドファンディングのデメリット ~お金を集める側(起案者)のデメリット
- 5章.クラウドファンディングに向いている人 ~お金を出す側(出資者)~
- 6章.クラウドファンディングに向いている人 ~お金を集める側(起案者)~
- 7章.クラウドファンディングに向いていない人 ~お金を出す側(出資者)~
- 8章.クラウドファンディングに向いていない人 ~お金を集める側(起案者)~
- まとめ
1章.クラウドファンディングのメリット
~お金を出す側(出資者)のメリット~
1-1.様々な形でお礼が受け取れます。
クラウドファンディングで企業の資金調達に協力すると、金銭的なリターンや、商品やサービスなどを先行して得られる等、出資者がしっかり恩恵を受けれるメリットが存在しています。
気になっている企業や応援したいと思える個人を、出資者が自由に選択し投資できるので
金銭的メリットを受けたいためにクラウドファンディングを利用したり、あるいはリターンはいらないけれど、社会の為に貢献したい!という場合にもその喜びを体感することができます。
クラウドファンディングのリターン事例として、北海道標茶町内の牧場に、全国の乗馬クラブで活躍していた乗用馬が引退後生涯を終えるまで安心して暮らせる終の棲家造りの支援を行う事業があります。こちらは一口10,000円からの出資が可能です。10,000円の出資ですと北海道産の食べ物をお礼とする返礼があったり、40,000円の出資をすると乗馬体験の返礼があったりします。
お礼の種類が一つではなく多種多様なので、通常の投資とは違い、支援者が自由な発想で出資することができるのです。
1-2. 一人ではできない規模の投資に出資することができます。
クラウドファンディングは1つのプロジェクトの募集金額対して複数の人々が資金を出し合い、募集金が集まるとプロジェクトがスタートします。
要するに、今までやりたいけど資金不足のため挑戦できなかったことが、多くの出資者と共同で出資することにより「投資家」として投資した金額に応じてリターンを受取れるようになるということなのです!
株をやってみたい!!不動産投資をしてみたい!!太陽光をやってみたい!!
と思い諸々調べてみてまず、初期費用結構かかるな・・と思う方が多くいるのではないでしょうか?
株を買うにしても「単元株数」というものがあり、通常100株単位で設定されているため
1000円の株を買うためには「1000円×100株=10万円」が必要になります。
不動産を買おうと思うと数百万円単位のお金が必要になります。
太陽光も不動産しかり、土地や設備購入といった初期費用がかかるため高い投資といえるでしょう。
その点クラウドファンディングはお金を皆で出資する投資法なので1人では投資不可能だった商品に投資できるようになります。
いろんな投資をやってみたいけど初期費用が気になってできなかった方にとって
「クラウドファンディング」は始めやすく、やってみる価値、そして投資を学べるという点からしてもメリットがあるといえます。
1-3. 幅広い利回りから商品を選べるので自分にあった投資ができます。
クラウドファンディングは低い利回りのものから高い利回りのものがあるので幅広い商品の中からご自身の投資の方向性にあったものを選んで頂く事が可能です!
利回りが高い商品は高いリスクが伴うので、高いお返しが返ってきますし、利回りが低い商品は安全である商品が多く、お返しの幅は低いといえます。
投資方法とて例えば、堅実な方で投資も慎重に行いたいという方は利回りが低い商品を選べば安全である可能性が高いですし、失敗はしたくないけど賭けに勝ってみたいチャレンジ精神がある方は予算の7割は利回りが低いもの、3割は利回りが高いものを選んでみるなど、ご自身の投資の方向性にあわせて商品を組み合わせることができることはメリットといえます。
確認として、高利回りの商品のウラにはリスクが潜んでいることもありますのでしっかり商品を吟味して納得がいく投資をしてくださいね。
1-4.投資後に運用の手間がかかりません。
クラウドファンディングの場合は、株のように相場全体の動向や業界の動向、投資先の事業の成長性などを見極めなくてもよく、事業者と案件を選んだらあとは運用が始まるのを待ち、金利と案件終了時の元利を楽しみに待つだけです。
株やFXの場合、案件を決める際に相場全体が上がるか下がるか
投資先の将来の成長性があるか、投資後にどんな値上がり・値下がりする材料があるか
いつが買い時・売り時かを見極める力が必要になります。
実際に毎日の株価の動きを見る・・・と投資に慣れていない方はとても億劫に感じるのではないでしょうか。
大事な資金を出資するのは誰でも慎重になります。しかし色々調べて結論が見つからず
結局何もやってこなかったという方、クラウドファンディングは気になった商品があれば
すぐにチャレンジできますし、投資したあとも値動きを気にしなくて良いので
気軽に投資を始められます。
運用開始時・運用中の手間が気になる方にとってはメリットがあるといえるでしょう。
1-5. 控除が使えます。(節税効果)
クラウドファンディングはいくつかの種類がありますが、その中で「寄付型」は唯一金銭・物でのリターンのないクラウドファンディング、「募金」とシステムがよく似ています。
但し、全ての案件で控除が受取れるとは限らないので出資する前によく事業案を確認することが大事です。
「寄付型」クラウドファンディングは、控除を受けることが可能です。
寄付金控除をすることで、来年度に払わなければいけない所得税や住民税の金額を減らすことが可能です。
寄付金控除は(寄付金-2000)円の金額が適用されます。つまり、寄付金控除付の案件に30,000円投資すれば来年度の税金から28,000円が差し引かれます。
資金を寄付することにより世の中の役に立てて、また税金の請求を減らせるのでメリットといえるでしょう。
1-6.社会貢献ができます。
「1-5」で説明したとおり、寄付型クラウドファンディングは金銭・物でリターンのないクラウドファンディングです。
寄付型はNPO法人が主体となっているプロジェクトが多いため、資金調達に協力すると間接的に社会貢献をすることができます。
例えば貧困に悩む子供たちのために食事に困らなくて済む救済措置だったり、絶滅危機にある希少動物を救ったりと様々な種類の社会貢献を実現させることが可能になります。
1-7. 共感できるプロジェクトの実現に出資できます。
クラウドファンディングで支援を行えば、どこに惹かれて、どんな期待を持ってこの商品に投資したかを起案者に伝えることができます。
また、出資者にはモノやサービスなど金銭以外のものでリターンを受けることができるものもあり、中には一般では入手できないものがリターンとして得ることがあるので、その商品に出資した人にとってはプラスアルファのメリットがあるといえるでしょう。
2章.クラウドファンディングのメリット
~お金を集める側(起案者)のメリット~
2-1.熱意をもってやりとげる意思があればお金を集めることができます。
クラウドファンディングを利用することで、誰もが起案者となって自らお金を集めることが可能になりました。
以前はアイディアがあってもそれを実現するには融資を受けたり、自己資金を崩したり、自ら出資者を募るしかなくハードルが高いものでした。
こんなことをやりたいという熱意をサイトで表現し、出資者へアピールすることで、そのアイディアに賛同してくれる人々からお金を集めることができるんです。
不可能を可能に。これが「クラウドファンディング」の魅力ですね。
そんなクラウドファンディングを始めるにあたり、運用サイトに登録する必要があります。例えば一個人の方が「私はこういう事業案があるから実現させるために資金を集めたい」と思い、自らホームページを作り、インターネット上に拡散しても資金が集まる可能性は低いと思いますが、運用サイトに登録すれば、資金が集まりやすくなるでしょう。
クラウドファンディングの目的によって運用サイトも変わってきます。
寄付型だとJAPANGIVING、ReadyforCharity、GoodMorningbyCAMPFIRE 等
購入型だとReadyfor、CAMPFIRE、MAKUAKE 等
融資型だとオーナズブック、SBIソーシャルレンディング、maneo 等
ファンド投資型だとセキュリテ、ファイナンセンス 等
株式投資型だとFUNDINNO、GoAngel 等
があります。
2-2.事業開始前から宣伝することでスタートダッシュをかけることができます。
クラウドファンディングで資金を集めようとすることで、事業開始前に商品の存在をユーザーに周知させることができます。
従来の考えだと世の中に出るまで商品として認知されることが今まで難しいことでしたが、
「こんな商品を世の中に出したい」と考えをネット上に出すことにより、商品が出来上がる前に
その存在を見せることができます。
また、支援して頂いた方はその商品が良いと思っているはずなので、実際に商品化できたとき顧客になるということも期待できますね。
出資者へのリターンとして事業に関する商品やサービスを提供すれば宣伝効果にもつながるでしょう。
2-3. 事業開始前から宣伝することでスタートダッシュをかけることができます。
無料でクラウドファンディングサイトに掲載し、出資を呼びかけます。完全成功報酬になるので目標に達成したときに手数料が発生いたします。(運営者に支払う手数料はサイトにより異なる)
2-4.未上場の企業が個人投資家から融資を受けられます。
未上場の企業が個人投資家から資金を募れるのもクラウドファンディングの魅力であり、メリットです。
株などは本来上場していなければ、株を発行することができず、事業に必要な資金を一般の方から集金することはできません。
しかしクラウドファンディングなら投資家でもなく、一般の投資に興味を持っている方から資金を集めることができます。「小額から自由に」が起案者側にも幅を持って資金を募るころができるので大きなメリットとなるでしょう。
次にクラウドファンディングのデメリットについてもふれていきましょう。
メリットがある一方、残念ながらデメリットも存在しています。
しかし、不安になる必要は無く、デメリットをしっかり理解していれば安全にクラウドファンディングを行うことができます。
3章・4章でしっかりクラウドファンディングの知識をつけていきましょう。
3章.クラウドファンディングのデメリット
~お金を出す側(出資者側)のデメリット~
3-1.元本割れの危険があります。
投資である以上、元本割れのリスクは伴ってきます。
わかり易い例でいうと、不動産クラウドファンディングの場合、インターネット上で集めた資金で物件を購入し、一定期間運用し、売却の際のキャピタルゲインで利益を上げますが、思ったより高値で売れなかった場合損失となり、また家賃収入のインカムゲイン利益が空室になるとこれもまた損失になります。
しかし、「優先劣後システム」という方法でこの元本割れを防げる可能性がございます。
これは元本割れしても優先劣後方式を採用しているので一定額までの損失は弊社で保証しますよ。ということです。
不動産は立地が命です。いくら保証システムがあっても、その一定の額を超えると結局元本割れになってしまいます。
そうならないように、しっかりと物件を吟味して投資を行うことが大事です。
※元本割れ・・・投資には必ず価値や価格の変動があり、それによって購入した値段よりも価値が下がること。
※キャピタルゲイン・・・株や不動産を売却する際、購入時よりも高い価格で得ることができる利益のこと。
※インカムゲイン・・・不動産でいうと家賃収入など不動産を持っていることで得られる利益のこと。※優先劣後システム・・・もしも対象不動産が元本割れしたら、その損は出資者全員が受けることになります。そこで優位性(守られるもの)を出資者として先に償還金を受取り、逆に劣位(損を受けてしまう者)を不動産会社として損益分をこうむることになります。こうすることで、元本割れが発生した場合の損は、まず劣位である投資会社がこうむることとなるため、出資者の元本割れリスクを回避できる、という仕組みのこと。
3-2.リターンが返ってこない可能性がございます。
商品やサービスを求めて出資したはずなのに、出資してから起案者から音沙汰が無くなることが海外では発生しております。
そういったことが起こらないように、内容事業内容やどんな人が事業を提案しているのかをしっかり調べること、そしてしっかりとした運用サイトにて出資したいプロジェクトを探すのが大事になります。
3-3.一度支援したものをキャンセルすることができません。
すべてのクラウドファンディングに共通して一度支援しプロジェクト目標額を達成した場合出資金はキャンセルできません。
事前によく考えた上で慎重に支援するか決めてください。
インターネットから気軽に参加できるのは魅力ですが、こういう危険性に気付いて判断する力が必要になってきます。
4章.クラウドファンディングのデメリット
~お金を集める側(起案者)のデメリット
4-1.資金調達までに時間がかかることがあります。
事業内容にもよりますが、資金を募るにはある程度の時間が必要になります。銀行の場合融資が降りればお金がすぐ借りれますが、クラウドファンディングの場合は気に入った事業に対しインターネット上から募集をかけ、自由に資金を投資することが可能なため、どんな募集にも応募が殺到するわけではないからです。
また近年ではクラウドファンディングで資金を調達することが可能と企画者の中でかなり認知されていることによって、多くの事業が展開されているのも時間が掛かる一つの要因です。
そのためある程度時間がかかるとういうことを念頭に出資金を募ることが大事ですね。
4-2.プロジェクトを真似される恐れがあります。
インターネット上に事業企画を掲載することにより、赤の他人にも事業内容が閲覧されてしまうことにより他人に真似されてしまう恐れがあります。
表面上は真似できても、プロジェクトが開始されたあと、負けないぐらいの希少性があるプロジェクトを提案しましょう。
4-3.管理事項が増えるので管理が大変です。
クラウドファンディングは不特定多数の方から資金調達をすることから、購入型であればリターンとしての商品やサービス、融資型であれば分配金の振込みなど手続きが発生します。
こういったことをシステム無くクリアしようと思うと大変なことです。
それを防ごうと人を増やすと人件費、システムを導入するにもお金がかかるので
管理コストがかかってくる可能性がございます。
4-4.WEB上に記録が残るので後々後悔することがあるかもしれません。
運用サイトにプロジェクトを公開すると、募集期間中はもちろん、目標の達成・未達成に関係なく原則としてWeb上から削除することができません。
なので後先考えずにプロジェクトを公開すると将来何か後悔することがあるかもしれません。
そうならないよう、十分考えてからスタートさせるようにしましょう。
4-5.炎上や批判を受ける可能性があります。
クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数の人々に公開されてしまいます。
プロジェクトの内容を見て反感を待った場合などに、誹謗中傷的なコメントを投稿されたり、拡散されたりする可能性もございます。
そういったコメントも削除するのが難しい場合がありますので、こういった心配材料があることを踏まえて利用するかどうか検討しましょう。
メリット・デメリット理解していただけたでしょうか?
次はメリット・デメリットをおさえた上でどんな人がクラウドファンディングに向いているのでしょうか。
5章・6章では、「こんな人はクラウドファンディングにむいている!」を紹介していきます。
この記事を読んでいただいて、挑戦へ踏み出して頂ければと思います。
5章.クラウドファンディングに向いている人
~お金を出す側(出資者)~
5-1.「短期間で投資したい、資金の投資期間を決めておきたい方」
クラウドファンディングの投資期間は半年から2年ほどのものが多く、また投資する金額も1万円から始められるものも多いので、手軽さは明白です。
また期間が設定されているので、「まとまったお金があるけど直近で使う予定がない」という方にも向いているでしょう。
せっかく投資できる資金があるのなら銀行預金に眠らせておくより、クラウドファンディングに投資するのも検討してみてはいかがでしょうか。
お金は銀行置いているだけだとほぼ眠っていると同じです。
有効活用してお金にお金を産んでもらいましょう。
5-2.「値動きに一喜一憂されたくない方」
クラウドファンディングの大きな特徴として「毎日の値動きがない」というポイントがあります。
株やFXはリアルタイムで価値が変わっていくので朝起きて価格チェック、休憩時間価格チェック、、家に帰って価格、、就寝前に、、、と常に頭の中に存在し続けて、その動きに一喜一憂されるのは正直精神的に心労が伴うと思われます。
もう手放したいけど売り時を間違えるのが怖くてずっと所有している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
特に投資を本業とされていない方は負担が大きいのではないでしょうか。
しかしクラウドファンディングなら「一度投資すればあとは待つだけ」です。
運用期間が決まっているので売り時を考える必要が無い。運用期間が終わって元本と配当金を待つのみです。
多忙な方の投資手法としてとても適していると言えます。
5-3.「投資の選択肢を広げたい方」
Fintechというワードをご存知でしょうか?
(Finance:「金融」とTechnology:「技術」)を組み合わせた造語で「ITを使った新たな金融サービス」という幅広い意味を持つワードです。
クラウドファンディングはFintechから生まれた商品のひとつです。
クラウドファンディングは比較的新しい投資ですので、今はまだ発展途中の段階です。
しかしITの発展により今後市場は拡大し、大いに期待できる分野といえるでしょう。
投資先として今後重要なポジションになると見込まれていますので、今のうちから投資のノウハウを蓄積したいという方、投資の目利き、選別眼を鍛えたい方にもおすすめです。
大きな利益をうみだしてくれる可能性があるので
初心者のみならず、多くの投資家の方にも扱う価値のある投資商品といえるでしょう。
6章.クラウドファンディングに向いている人
~お金を集める側(起案者)~
6-1.「SNSが得意な方」
クラウドファンディングで支援者を集めるためには、SNSの力で拡散させることが重要になってきます。Facebook、Twitter、Instagramなどで友人から友人に繫げてもらうことももちろんですが、クラウドファンディングの運用サイトだけにプロジェクトを載せるだけでなく、SNSを活用し、自分のことや自分のプロジェクトを知ってもらう役にも立ってくれます。
6-2.「チームを作れる方」
クラウドファンディングを行うにあたり、記事を書く、画像を載せる、広報活動をする、そして出資者に対しお礼の商品を考えるなど、準備しておくべきことが結構な量であるので
クラウドファンディングにおいて一つのプロジェクトを成功させることはとても難しいです。なのでプロジェクトを開始する際はチームを組むことをオススメいたします。
さまざまな得意分野を持った人たちに協力を仰ぎ、運営チームを作りましょう。チームの人数は4人以上。4人以上のチームを作ることができれば、一人で行うより70%多くの資金を集めることができる、というデータもあります。
文章を書くのが得意な人、デザインが上手な人、まめな人、などいろいろ挙げられます。しかし、それらを一人で網羅することは難しいでしょう。だからこそ、チームをつくることが大切です。あなたの思いや、やりたいことに強く共感してくれて、あなたができないことや苦手な分野を得意としてくれる人とチームを組みましょう。
6-3.「行動できる方」
クラウドファンディングで大切なことは、思いや情熱を文章や形に表現し、一人でも多くの人に伝えることです。思いは必要です。情熱も必要です。しかし、思いも情熱も持っているだけでは伝わりません。
そのためには、「行動」が必要です。思い立ったらまずは実行してみる。誰かにその案を話してみたり、とりあえず文章を書いてみたり。人の意見を聞くことも大事です。
まず行動できる人こそが、新しい事業を開拓し、実現させることが可能でしょう。
6-4.「コミュニティを持っている、知人・友人が多い方」
支援してくれる友人・知人が多い方が良いです。そして、もともとコミュニティを持っていれば、告知や拡散の協力も得やすく、よりスピーディーに多くの支援を得ることが可能です。
向いている人の特徴がお分かりいただけたでしょうか。次は逆に向いていない人の特徴をお伝えします。
向いていないといっても、注意点を抑えればクラウドファンディングは誰でもできると理解していただける内容になっております。
是非ご一読ください。
7章.クラウドファンディングに向いていない人
~お金を出す側(出資者)~
7-1.「大きく儲けを出したいと思っている方」
株のよう儲けたいと考える方にとって、クラウドファンディングは向いているとはいえません。
なぜなら、クラウドファンディングのメリットである「毎日の価格に変動がない」ことが儲けたい方にとっては逆効果で、「表示されている利率以上のリターンがない」ので値上がり益の期待ができないからです。
価格変動がないことは利回りだけで投資判断ができるので投資初心者の方にとってはメリットですが、大きく儲けたい方にとっては物足りなさがあるかもしれません。
7-2.「生活資金を投下して出資しようとする方」
クラウドファンディングは出資したプロジェクトが運用開始になってしまうと決められた運用期間内はキャンセルすることができません。
ですので、まず運用期間を確認するのがとても大事なことになります。
仮に生活費から出資したり、いつか使う為の資金(養育費や結婚費用など)から出資したりしてしまい、思ってたより早くそのお金を使う場面が訪れても、運用中は取り戻すことができません。
ですので生活資金やいつか使う為の資金から投資するのは避けて、余剰金で出資するようにしましょう。
8章.クラウドファンディングに向いていない人
~お金を集める側(起案者)~
8-1.「低額募金をしようとしている人」
低額から始められるビジネスはそもそもクラウドファンディングに向いていません。
なぜならあまりに低額な募集の場合は、最低限の自己資本すら準備する気がないのかと受け止められかねませんし、仮にプロジェクトに対して金額が達成したとしてもその後の事業展開に疑問を抱かせるなど、不安要素を作ってしまう可能性があるからです。
クラウドファンディングは、資金調達の手法の一つではありますが、打ち出の小槌ではありません。
支援者側にこのプロジェクトに協力したい、援したいと思ってもらえるような中身のあるプロジェクトを提示しましょう。
8-2.「個人的すぎるプロジェクト案で出資を募る方」
クラウドファンディングの知名度が上がるにつれて、Twitter等のSNSや匿名掲示板などで炎上することが多くなってきている中、プロジェクトの内容が「自分のため」すぎて批判を受けるケースが増えてきています。
例えば2015年、京都の女子大生が「スケッチブックを持って発展途上国を周る」というプロジェクトをCAMPFIREに掲載した所、支出の中に「カメラ代」などが含まれていた事などを理由として「ただ旅行したいだけ」と批判を受けた事例がありました。Facebookなどもチェックされ、旅行に関する内容が多かった事から更に批判の声が高まり、資金自体は集まっていましたが、最終的にプロジェクトページも削除されました。
プロジェクトを掲載する前は本当に資金を提供してもらうに値しているか、しっかり考えて掲載するようにしましょう。
まとめ
クラウドファンディングにおけるメリット・デメリットを紹介しました。
デメリットの部分もございますが、それ以上のメリットがあると思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか??
クラウドファンディングは今後ますます盛り上がっていく投資方です。
この記事を読んだことでクラウドファンディングへの魅力が深まって頂ければ幸いです。
最後に、クラウドファンディングは「投資」である以上「リスク」はついてきます。
支援・出資を考えている方は、クラウドファンディングの種類や支援・出資する目的、プロジェクトなどをしっかり見極めた上で行いましょう。
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