資産運用に興味があるけれど、どんな種類があるのか知りたい。
あなたも、そのように考えているのではないでしょうか?
この記事では、
・知っておいた方が良い資産運用の始め方
・資産運用の種類一覧表
・投資初心者が資産運用を選ぶ時の3つの判断基準
・資産運用を始める前の注意点
について解説しました。
目次
1.種類の前に、知っておいた方が良い資産運用の始め方
最初に、資産運用の始め方について解説します。
資産運用の第一歩は、自分のお金を3つに分類することです。
1-1.自分のお金を3つに分類する
まずは、どれくらいのお金を資産運用にあてられるかを把握することが大切です。
大きく生活費と貯金に分けているとは思いますが、資産運用を始めるにあたっては、さらに貯金を2つに分けます。
そして、
(1)生活費
(2)近いうちに必要なお金
(3)当面使わないお金
の合計3つに分類してください。
このうち、「当面使わないお金」が資産運用に回せる金額です。
資産運用では、損失を出す可能性があります。そのため、「損失が出たとしても、当面の生活に影響を及ばさない範囲」で資産運用することが大切です。
1-2.「複利」を利用して早期から資産運用を始める
資産運用を始めるのは、早ければ早いほどいいです。
その理由が「複利効果」を得られるからです。
これは、資産運用で得た利益をそのまま運用することで資産は効率的に大きくなり、利益がさらなる利益を生み出すことを指します。
複利効果は期間が長いほど大きいです。
たとえば、毎月2%の運用利益を10年続けたとします。複利の効果によって10年後の資産は10倍以上にもなります。もし5年だった場合は、3倍程度です。今から始めるか、5年先に始めるかどうかで、資産は3倍以上の差がひらいてしまいます。
複利は「運用期間」が重要になるからこそ、早く取り組んだほうが、その効果を受けやすいです。
2.リスク別!資産運用の種類一覧表
資産運用の種類を紹介します。
資産運用の方法を、ローリスク・ミドルリスク・ハイリスクの3つに分けて考えると、それぞれの特徴を理解しやすいでしょう。
ローリスク・ローリターン | 預金・外貨預金 債権投資 金投資 アンティークコイン 不動産投資クラウドファンディングなど |
ミドルリスク・ミドルリターン | 投資信託 |
ハイリスク・ハイリターン | FX 先物取引 仮想通貨など |
3.投資初心者が投資商品を選択する時の3つの判断基準
ここまで資産運用の種類とそれぞれの特徴をリスク・リターン別に解説してきました。資産運用にはたくさんの種類があり、何を選べばよいか判断が難しいと感じたかもしれません。
そこで、初心者が資産運用をする際にどの種類にするか選ぶポイントを3つお伝えします。
(1)リスクが低いかどうか
(2)少額から投資可能かどうか
(3)専門的な知識や勉強が必要かどうか
以下で説明していきます。
3-1.リスクが低いかどうか
1つ目は、リスクが低いかどうかです。
これから初めて資産運用を始めようと思っている方は、リスクが低い投資商品から始めることをおすすめします。
リスクが低ければ、損失が発生する能性は低く、投資に関する知識や経験の浅い初心者でも利益を得られることができる可能性が高いからです。
初心者におすすめできるのは、リスク度から考えると、ローリスク・ローリターン~ミドルリスク・ミドルリターンまでです。
ハイリスク・ハイリターンの投資に関しては、ある程度の知識や経験が必要となる場合が多いです。投資に関する知識や経験の浅い初心者が始めると、リスクとして、投資したお金を全額失ってしまったり、場合によっては投資したお金以上に損をしてしまう可能性があります。
ハイリスク・ハイリターンの投資をしたい場合は、ある程度事前に知識を備えた上で、余剰金で始めてみると良いでしょう。ハイリスク・ハイリターンの投資に関しては、知識ゼロでの投資はおすすめしません。
まずは、リスクの低い投資から始めてみると良いでしょう。
3-2.少額から投資可能かどうか
2つ目は、少額から投資できるかどうかです。
投資は、基本的に生活費や貯金などを除いた「余剰金」で行ないます。少額から始められる投資の方が、気軽に始めることができ、精神的な負担も少ないでしょう。また、少額での投資であれば、分散投資もしやすいでしょう。
気になる投資商品に複数投資し、それぞれの様子を見ながら、どの資産運用に力を入れていくかも判断しやすくなります。
3-3.専門的な知識や勉強が必要かどうか
3つ目は、専門的な知識や勉強が必要かどうかです。
1つ目でお話したように、リスクとリターンは比例します。大きなリターンを得ようとするには、ある程度の知識が必要になってきます。もし知識がゼロのまま、ハイリスク・ハイリターン投資を行なえば、損をしてしまう確率の方が圧倒的に高いです。
そのため、投資初心者であれば、ローリスク・ローリターン投資から始めることをおすすめします。投資に関する知識や経験の浅い初心者でも損失を出すことなく利益を得られる可能性が高いからです。
4.資産運用を始める前の注意点
最後に、資産運用をする際の注意点をお伝えします。
(1)元本割れの可能性が少なからずある
(2)必ず余剰資金で行う(生活資金で行うのはNG)
(3)分散投資・長期投資を意識する
これらを理解しておくことで、大きな失敗は避けられるでしょう。
4-1.元本割れの可能性も少なからずある
元本保証されている資産運用は例外ですが、それ以外のどの資産運用にも元本割れの可能性はあります。
このリスクはどれだけ安全性が高いといわれる資産運用でも、「100%安全という事ではない」ということです。
投資商品のリスク度によって元本割れの可能性が変動します。「ローリスクであれば元本割れの可能性が低い」「ハイリスクであれば元本割れの可能性が高い」ということです。
限りなく元本割れの可能性がゼロに近くても、元本保証されていない限り、投資商品に「100%安全」は無いので、頭に入れておきましょう。
4-2.必ず余剰資金で行う(生活資金で行うのはNG)
資産運用は「余剰資金」で行うことが必須です。
それは、資産運用が必ずしも利益を出せるものではないからです。また、好きなタイミングで現金化できるものでもありません。したがって、急に現金が必要になったり、損失が出たりしても落ち着いて対処できる準備をしておく必要があります。
そのためには、生活資金を使って資産運用するのではなく、余剰資金を使うことです。この「余剰資金」というのは、単なる貯金を指しているわけではありません。収入から、「生活費や貯金のための資金、必要資金」などを引いて余ったお金のことを「余剰資金」と呼びます。
投資に失敗をして、仮に投資したお金が返って来なかったとしても、「生活が出来なくなってしまう!」「貯金がゼロになってしまった!」など困ったりしなくて済みます。
生活を豊かにするための資産運用にもかかわらず、生活資金を使って資産運用した結果、生活が貧しくなっては本末転倒です。
投資は、必ず「余剰資金」で行うようにしてください。
4-3.分散投資・長期投資を意識する
3つ目は、分散投資・長期投資を意識することです。
短期間で利益を出そうとすると、ハイリスク・ハイリターンの投資商品を選びがちです。しかし、短期間で大きな利益を得られる投資は、簡単ではないです。むしろ、短期間で大きな損失を出してしまうことでしょう。
また、資産運用では複利の効果が大きいです。そして、複利効果をより効率的に利用できるものが長期投資です。長期投資であれば、安定した収益を見込めます。
そして、分散投資も重要です。
1つの銘柄や資産運用に集中した場合、その1つが損失となれば、そのまま全て損失となります。
分散投資していれば、仮に1つが損失を出しても、別のところで利益を出していれば、総合的にはプラスマイナスゼロ、あるいはプラスにもできる可能性があります。
まとめ
以上、資産運用の始め方と各資産運用の特徴、始めるときの注意点を説明してきました。
以下まとめとなります。
ローリスク・ローリターン | 預金・外貨預金 債権投資 金投資 アンティークコイン 不動産投資クラウドファンディングなど |
ミドルリスク・ミドルリターン | 投資信託 |
ハイリスク・ハイリターン | FX 先物取引 仮想通貨など |
〈知っておいた方が良い資産運用の始め方〉
・お金を3つに分類する
・「複利」を利用して早期から資産運用を始める
〈初心者が投資商品を選ぶ際の3つの判断基準〉
(1)リスクが低いかどうか
(2)少額から投資可能かどうか
(3)専門的な知識や勉強が必要かどうか
〈資産運用を始める前の注意点〉
(1)元本割れの可能性が少なからずある
(2)必ず余剰資金で行う(生活資金で行うのはNG)
(3)分散投資・長期投資を意識する
資産運用には様々な種類があるので、この記事を参考に、気になった投資商品に取り組んでみましょう。あなたにあった資産運用を見つけてください。
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