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クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、インターネットを経由して多くのひとから少しずつ資金を集めることをいいます。「〇〇がしたいけどお金が足りない」というアイデア持ちのひとなら誰でもプロジェクトを起案可能。逆に支援者も「プロジェクトを応援したい」「少額だけど投資したい」という思いさえあれば誰でもできます。
クラウドファンディングはサイトによって特徴がある
クラウドファンディングを行っている事業者はたくさんあります。それぞれ手数料や掲載しているプロジェクトの種類が異なります。たくさんのクラウドファンディングサイトを知っていると、自分が掲載するときや支援するときに後悔なく行動できるようになります。クラウドファンディングサイトはできるだけ多く頭に入れておくようにしましょう。
購入型クラウドファンディングサイト3選
ここでは購入型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。購入型のクラウドファンディングとは、その名のとおり商品を購入する感覚で支援ができるもの。プロジェクト支援のリターンとしては金銭ではなく、そのプロジェクトと関連のある商品などが提供されます。最も一般的にいわれているクラウドファンディングがこの購入型です。
CAMPFIRE
CAMPFIREは国内最大級のクラウドファンディング。これまでに5.2万件以上のプロジェクトが起案され、520万人以上の人から440億円以上の支援がありました。プロジェクトの掲載は無料で、支援金が集まりきった場合にはその金額から17%が手数料として引かれます。名実ともに最大級というにふさわしい、信頼できるクラウドファンディングサイトです。
READYFOR
READYFORは日本で初めてのクラウドファンディングサービスとしてスタート。以来、幅広いジャンルにおけるクラウドファンディングを行って、累計200億円を超える支援がなされました。こちらも日本最大級のクラウドファンディングサイトといって間違いありません。手数料はプランによって12%か17%で選べます。すでにクラウドファンディングに対するノウハウがあり、手数料を下げたいという方にはぜひおすすめしたいサイトです。
Makuake
Makuakeは大ヒットを数多く生み出しているクラウドファンディングサイト。なかにはMakuakeで支援金を集めたアニメが「日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞」を受賞したこともありました。独自の市場分析ツールや心強いスタッフが徹底的にサポートしてくれます。手数料は20%です。
寄付型クラウドファンディングサイト3選
ここでは寄付型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。寄付型のクラウドファンディングは「寄付」が目的であるため、購入型のようにリターンがあるわけではありません。その代わりに感謝の印として、活動の報告や手紙などが送られてくることも。非常に社会貢献性の高いクラウドファンディングの型となっています。
CAMPFIRE
購入型クラウドファンディングサイトとしても有名なCAMPFIREは、寄付型のクラウドファンディングも行っています。こちらの手数料も基本的には17%ですが、社会問題の解決を目的としたものであれば手数料が7%でいいのです。もちろん掲載は無料でスピーディーなので、手軽に寄付型のクラウドファンディングをしたい場合にはおすすめです。
GoodMorning
GoodMorningは前述のCAMPFIRE内でサービスを開始し、その後に分社化したもの。よって、聞きなじみはないかもしれませんが、非常に信頼のおけるクラウドファンディングサイトです。社会問題を解決するためのクラウドファンディングに特化しており、手数料はCAMPFIREと同じく7%。社会問題と真剣に向き合っている方向けです。
A-port
A-portは朝日新聞社のクラウドファンディングサイト。新聞社ならではのノウハウを活用してプロジェクトを助けてくれるのがポイントです。手数料は16.5%です。認知拡大に力を入れたいプロジェクトであれば、こちらのサイトを使うことをおすすめします。
ふるさと納税型クラウドファンディングサイト3選
ここではふるさと納税型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。ふるさと納税型のクラウドファンディングは自治体を支援できるもの。通常の「ふるさと納税」の用途が明らかになっているバージョンが「ふるさと納税型クラウドファンディング」です。リターンは支援したプロジェクトによって違いますので、支援する前にチェックすることを忘れないようにしましょう。
GCF®
GCF®とは「ガバメントクラウドファンディング」のことを指していて、政府が行っているクラウドファンディングサイトです。プロジェクト総数は1,090を超え、実施した自治体数も390以上。寄付の総額も9億円を超えており、非常に信頼性の高いサイトでしょう。手数料は17%です。
ふるなびクラウドファンディング
ふるなびクラウドファンディングはふるさと納税サイトである「ふるなび」が運営している、ふるさと納税型のクラウドファンディングサイト。条件を満たしてふるさと納税への寄付をすることによって、寄付の1%がAmazonギフト券でプレゼントされます。そのほかにも、もちろんプロジェクトごとのリターンがあります。いつも「ふるなび」を利用しているなら、そのままふるなびクラウドファンディングを利用することをおすすめします。
さとふるクラウドファンディング
こちらはふるさと納税サイトである「さとふる」が運営しているクラウドファンディングサイト。公式サイトには「みんなの応援メッセージ」が1ページ目に表示され、ふるさとを想うあたたかい気持ちが感じられるようになっています。どのふるさと納税型クラウドファンディングにも共通しているのですが、支援金が目標額に達さなかった場合でも支援された金額分が寄付され、返金されるわけではないので注意しましょう。
融資型クラウドファンディングサイト3選
ここでは融資型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。融資型クラウドファンディングは、プロジェクトに対して一定の金額を集め、まとめてそのプロジェクト起案者に融資するというもの。リターンは投資した元本と利息です。金銭によるリターンのため、新しい資産形成のやり方としても知られています。
CAMPFIRE Owners
こちらも購入型と寄付型で紹介したCAMPFIREのクラウドファンディングの一部です。支援者側は一度投資したら運用期間が終わるまでほとんどやることがありません。予定利回りは3~7%。会員登録をして、気になるファンドに融資の入金を確定させれば、あとはじっくり待つだけです。投資家登録は無料でできるので、興味がある方は始めてみるといいかもしれません。
SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングは「お金を借りたい」というニーズと「お金を運用したい」というニーズを結びつける金融マーケット。投資家は少々のリスクを背負いますが、そのぶん利回りのいい資産運用ができるのです。サポートも充実しており、公式サイトにおける質問では一つひとつ丁寧に回答されている、信頼性の高いものです。
CRE Funding
CRE Fundingは物流不動産に特化した融資ができるクラウドファンディングサイト。物流不動産とは「物流業務を行うための施設として第三者へ賃貸される、倉庫・物流センター等の建物」のことを指しており、どんどん開発が進んでいます。EC市場の成長によって物流不動産への需要は高まるばかり。この流れに乗ってみようと思った方はぜひチェックしてみてください。
ファンド投資型クラウドファンディングサイト3選
ここではファンド型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。ファンド型クラウドファンディングは企業が行う資金調達の一種で、特定の事業に対しての出資可能。リターンもそのプロジェクトによって違い、利回りが固定されているわけではなく売上で変わるのがポイントです。日本においてはまだあまり普及しておらず、ファンド型クラウドファンディングのサイトもまだ少ないですので、これから増えていくかもしれません。
セキュリテ
セキュリテは、経済的なリターン以外にも社会的課題を解決できる投資プラットフォーム。募集総額は100億円近くで、事業者数は581社、ファンド数は900を超えています。ファンド型クラウドファンディング であるため、売上に応じてリターンが決まりますので、自分が共感や応援できるものに投資するようにしましょう。
Sony Bank GATE
Sony Bank GATEはソニー銀行が運営しているクラウドファンディングサイト。ここに掲載される事業はすべて、ソニー銀行が事前に財務状況や事業計画などをチェックしています。このことが公式サイトに明記されているため、非常に安心して事業投資ができるのです。さらに契約期間中は定期的に事業状況をモニタリングしてくれますので、より安心感をもてます。
SAMURAI FUND
SAMURAI FUNDはSAMURAI証券株式会社が運営しているクラウドファンディングサイト。人気女性アイドルグループ「SKE48」チームKⅡに所属している大場美奈さんとアンバサダー契約を結んでおり、これからエンタメ事業型クラウドファンディングに力を入れていくことが公式サイトで発表されています。
株式投資型クラウドファンディングサイト3選
ここでは株式投資型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。株式投資型クラウドファンディングも企業が行う資金調達のひとつ。リターンとして未上場企業の非公開株が用意されています。投資する際には出資先の企業のことをよく調べ、自分が出資する価値があると判断したときのみ出資するようにしましょう。
CAMPFIRE Angels
CAMPFIRE Angelsも、CAMPFIREのサービスのひとつ。CAMPFIREだから安心して利用できるという方も多いのではないでしょうか。掲載されている企業はファイナンスのプロが厳選したものだから安心ですね。また、投資の対象であるスタートアップ企業は非常に情報が少ないところですが、CAMPFIRE Angelsが詳細な書面を用意してくれているので情報不足に悩まされることもないでしょう。
Unicorn
Unicornは株式会社ユニコーンが運営しているクラウドファンディングサイト。多数のメディアに取り上げられた経験もあるサイトです。公式サイトには「投資家スタートガイド」が用意されており、初心者でもかんたんに理解することが可能。まずは「投資家スタートガイド」だけでも読んでみましょう。
FUNDINNO
FUNDINNOは株式会社日本クラウドキャピタルが運営しているクラウドファンディングサイト。国内シェアNo. 1の株式投資型クラウドファンディングです。累計成約額は50億円を超えており、FUNDINNOの厳正な審査を通過した将来性のあるベンチャー企業しか掲載されていません。多種多様な企業が掲載されているので、見るだけでも面白いでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングサイト3選
ここでは不動産投資型クラウドファンディングサイトを3つ紹介します。不動産投資型クラウドファンディングは、多数の投資家から少額ずつの資金を集め、それを不動産投資に回すというもの。リターンは、不動産投資によって得られた収益です。最初から大きなお金が必要だった不動産投資ですが、不動産投資型クラウドファンディングは1万円から始められるため、投資初心者や貯金がない若者でも利用できるのが特徴です。
PARTNERS Funding
PARTNERS Fundingはほかの不動産投資型クラウドファンディングサイトと比べて、圧倒的に利回りがいいのが特徴。想定利回りはなんと8%で、過去元本割れなし。PARTNERS Fundingで管理している物件の入居率は99.7%と非常に高いです。不動産投資において利回りは非常に重要なポイント。ほかのサイトと比較すると、PARTNERS Fundingの利回りの高さがうかがえます。
OwnersBook
OwnersBookは2014年に誕生した国内初の不動産特化型クラウドファンディングです。多数の不動産関連資格取得者や不動産業界経験者が案件を整理しているので、安心して不動産投資を行えます。こちらも過去の元本割れが0件。非常に信頼できるクラウドファンディングサイトです。
CREAL
CREALは運用資産残高がNo. 1の不動産投資型クラウドファンディングサイト。累計調達額は90億円を超えています。また、不動産の情報がクリアになっていることも特徴として挙げており、投資をする際に適切な判断材料を集められます。
信頼できるクラウドファンディングサイトを見つけよう
クラウドファンディングサイトにはさまざまなものがあります。お金を使うサイトであるということで、一番大事になってくるのが信頼性の部分。たくさんのクラウドファンディングサイトを知っていることで、信頼できるかつ自分にスタイルにあったサイトを見つけられます。クラウドファンディングを起案するまたは支援するときには、サイトが信頼できるものであるかどうかは徹底的に調べ上げておきましょう。
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